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【3つぶめ】なぜ、かゆ少年はなぜ進み続けるのか

恐ろしく少年時代のお写真載せておきますね。

この時、確か友人に
「かゆって、なんかギュッと丸めて捨てたいよな」
って言われた記憶があります。

うぁ〜、、なんか甥っ子(12歳)に似てんなぁ、、、

さて、明日、新店舗がプレオープン。
実質5ブランド目? いや、わっかんね。

私は5年前、一人でお菓子屋を立ち上げて、ずっとぼっちで続けてきていたのですが、(なぜお菓子屋さんだったのか――詳しくはまたいつか。)

正直、3年目が一番利益が良かったんですよね。欲しいものも結構買えたし。
それなら、一人でずっと続けても良かったのにね。

だがしかし、

なぜ、かゆ少年は進み続けるのか。

なのです。

((ごめんね、ちょっと遠回りになるけどね。ごめんね。))



たった一人で始めたお菓子屋さんだったけど、今は幸いにもスタッフが6人。
(……なんのタイミングで増えたんやろ……)

大々的な募集もしたことなかったし、自分のビジネス(に毛が生えたようなもの)において、他人様の時間をいただく土壌ができていなかったから
求人すんのもな〜〜って思ってました。

その土壌とはーー
昔から暗黙の了解になっていた

飲食店勤務における「低賃金」と「ブラック的な長時間勤務」。


の、改善。

一昔前は私も「技術を伸ばしたい!」って気持ちが強くて、寝る時間も惜しんでコーヒーの練習したり、「お金いらんす!」って言いながら色々教わったりしてた。
サービス残業なんて当たり前、自分の退勤時間すら把握してなくて、どんぶり勘定で働いてた。有給なんてとてもじゃないけど言える空気じゃなかった。

一人でお菓子屋をやっていたときも、バレンタインやクリスマスは
朝2時に帰って4時に出勤
数日の記憶が消えるレベルでブラック勤務してた・・・。
朝方の風呂で気絶して溺れたこともあったな・・・。

でも、その時の私にとって、その経験は「睡眠時間」や「休憩時間」、その他プライベートな時間と天秤にかけて、自分の仕事への熱量を測るものだったし、今でも揺るがない自信になったり本当に貴重な時間だったとも言える。

がしかし、

経営者になったら、それはシンプルに労基一発アウトなのである。


パートさんだって当たり前に有給を取る権利があるし、
クリスマスなんで〜とか関係ない。
個人の特訓(練習?)も、”勤務”であり、当たり前に給与が発生するもの。(全部が全部じゃないよ)

昔ってミーティングとかは時給発生するところとしないところあったよね?!?


私は飲食業って本当に尊い仕事だと思ってる。
衛生にも気をつけるし、食品表示だって奥が深いし、ルールも多い。
決して「最低賃金が当たり前の仕事」になってはいけない。
と思っていて、お客様の命にも関わる仕事だし。
※けど、経験者以外は最低賃金からのスタートですけどね!!

だから、個人の特訓でも、最終的にお店のためになるのだから賃金が発生して当たり前

でも…!!!!

100%そう思えていたわけでもなかった。
かゆ少年時代の貪欲さが頭をよぎる。
「これくらいやってくれて当たり前じゃんね? やってくんね?」みたいな気持ちが少しは残っていた。。

それに、そもそも労働基準法の知識がゼロだった。

  • 週2のパートも有給取れんの?

  • 有給って正社員だけのものじゃないの?

  • パートは主婦で、アルバイトは学生?

  • 正社員って月給? ボーナスって年2回3ヶ月分ドーンしなきゃいけない?

  • つか正社員ってなに?

有給取られたら困るし、雇用保険~、その他諸々……。
従業員の「当たり前の権利」にお金が出ていく覚悟がなかった。

個人の小さいビジネスではここまでカバーできるのって本当に難しいと思う。。

でも、ぼんやりしていたら、どんどん仲間が増えてしまった。

「これは……」と思い、覚悟を決めた。

人の時間は有限。
その時間に私が創ったもの、見ている先に投資してくれていると思ったら絶対にしなきゃいけないと思った。そもそも義務な部分もあるけど。。

で、気づいたんですよ。

この規模のままだと、いずれ収支の天井が見える。
昇給も難しくなり、寸志どころかずっと最低賃金のままになってしまう……。

ただ、私は知っていた。

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