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最北の観光列車 宗谷本線『風っこそうや号』

2019 8月の話
現在は走っていませんのでご了承下さい。


「私、次の仕事のために旭川に行っちゃうんですよ。
岡安さん、明日帰りの空港までタクシーは嫌ですよね?
なので空港までの帰り方は自由でいいですよ。領収書取っておいてください。」

それだけを言い残したイベンターさんは次の現場へと
向かった。

うそーーーーー!
やったあああああああ!

こんなに嬉しいことはない!ありがとうございます!

てなわけで
宗谷本線を少しだけ乗り鉄して帰る事にしました。

ほろのべ名林公園祭り、秘境駅フェスタを終えて
宿舎の北斗荘で一人時刻表とにらめっこ。

ネットで調べたところ、
期間限定の観光列車「風っこそうや号」
というトロッコ列車があるのだが残念ながら満席だった。

2019年JR北海道はJR東日本から
『びゅうコースター風っこ』
トロッコに改造されたキハ48を借り、
JR北海道の『北海道の恵み』シリーズを増結して、
旭川〜稚内間を走る最北の観光列車として登場したのが
『風っこそうや号』です。


現在、びゅうコースター風っこは違う場所を走っていますので気になる方は調べて乗ってみてください。
また宗谷本線も別の観光列車が走っておりますので
ぜひ調べてみて下さーい。


しょうがない…突然降って沸いた乗り鉄チャンスだし
写真だけ撮って帰ろうと


幌延から稚内、稚内駅から稚内空港までバスというルートにした。

朝。早起きして駅に向かう。

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「昨日はイベントお疲れ様です。岡安さん」

「見て頂きありがとうございます!」

声をかけてくれたのはお祭りに来ていた駅員さん。

「風っこですか?」

「写真だけ撮りにきました。満席だったので諦めましたよ」

「えっ?ちょっと待ってください、調べますよ」

パチパチとマルスを叩く。

「今朝一つ席がキャンセル出てますよ!乗りますか?」

「えっ?本当ですか?」

しかし、その列車は方向が稚内とは逆。

どうしよう…

「雄信内で下りと接続しますよ

この人は岡安の心が読めるのか?!

「一区間乗ってそこで乗り換えて稚内に行けば飛行機
間に合うんじゃないですかね」

「それでお願いします!」

全ての岡安心を見透かした駅員さんは速やかに切符の手配をしてくれた。
よし!その技で少しでも風っこを感じて帰ろう。

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嬉しそうに切符を握りしめていざ乗車。



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こんなに嬉しそうに列車乗る人いんの?
満面の笑顔で乗ってますよ笑



前日イベントで一緒だった
女子鉄アナウンサー久野さんともパシャリ。


出発進行!
行ってきまーす!

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ウッドデッキ風のボックスシート、
無骨に鉄筋が剥き出している天井。


レトロな白熱灯がさらに旅を盛り上げます。
山小屋とかキャンプの雰囲気もあるなぁ

夏の北海道の爽やかな景色、
北の大地の空気に混ざってやってくる
気動車のエンジン音と香り。
ダイレクトに、直に、
鼻と頬をくすぐってすり抜けていく。

おおおおーーーー爽快だ。


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たまらずお土産用に買っていた
北海道ガラナサワーを開けてしまう。
ごめんなさい、嫁さん。

グビグビっプッファー!

うまっ!なんだこりゃ!

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いやー最高だった。

約20分ちょいの乗車ではあったが本当に満足して
雄信内到着

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幸せな時間を折り返し、稚内へ

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また最北の地の夏に走って欲しい列車です。

ご乗車ありがとうございました。

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