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バッコスの信女 と The Kiss

あいちトリエンナーレ2019
パフォーミングアーツ
「バッコスの信女-ホルスタインの雌」
https://aichitriennale.jp/artwork/A67.html

2019年、台風で中止になった次の日、
ボランティア担当で
チケット数えたり、誘導したりして、
終わったら控え室のモニター見てても良いよ
と言われたけど、途中だったし、
モニター越しだと理解もできなかったので
見なかった。

観劇した人が、良かったと感想がスゴい
第64回岸田國士戯曲賞を受賞
https://aichitriennale2010-2019.jp/2019/news/2020/004445.html

行くなら、KAATと決めてたけど
本来の50%客席で、KAATチケット完売
縁がなかったのかな、と思ってたら
100%客席として、KAATチケット追加販売で
チケット買えた!

9/25、金曜日に横浜へ行ってきました。
白井晃さん、見かけた。
エスカレーター前で立ち話してて
うらやましい劇場だ。

併設カフェもオシャレ、中華街風に。

最初の一人語りのところは
眠くなってしまったけど、
だんだん目が冴えてきて、目を見開く。

言葉というただの上辺だけか、
宗教、女性の役割、男性の役割、生きる役割、
性、異性、同性、ペットショップ、家畜、
搾取、冷凍精子、人口受精、出産、育児放棄
いろんな問題が脚本のなかに
台詞にのせて、歌にのせて、
ヘッドバンギングも激しい。

指先や、肩甲骨、足の指、歩きかた、
パフォーマンスは美しく、
コロスのひとりひとりの表情、
犬の息切れ、ペロペロ

世の中の問題がなくならない限り、
何回でも観たい、観た感想が変わりそう

観劇後、セリフと音楽がまだ耳に残った。
狂えない自分たちのかわりに
解放
舞台で発狂してもらった感じ。
白井さんの音楽劇をやるKAATにピッタリな。KAATで観劇できて良かった、と思った。
かすかに立ちのぼる煙も、
匂いも、映像では体感できない。
低音の地響きが足の裏から
ビリビリ伝わった。
あいトリも、こんなに揺れたのかな、
まるで喜楽亭みたいだった。

目の前の狂気に、もらい泣きした。

「 飼い慣らせ 」

まだ東京のコロナが怖いから
すぐ帰るつもりだったけど、急遽一泊して
たまたま恵比寿だったから
東京都写真美術館、エキソニモ展へ
https://topmuseum.jp/contents/exhibition/index-3817.html
インターネットの皮肉をたくさん体感した。

The Kissに再会した。
芸文センターだだっ広いところの真ん中に
ポツンと展示されてた時は
なんだか大きくて神秘的だと感じられたけど、
狭い空間にぎゅうぎゅうだと、
なんだか小さく感じられたな

プログラムで表示される
I love youと
I hate you には
全く感情がない、
感情があってもなくても
電子機器からの見た目は同じ
わたし的には、これが一番面白かった
ネットに飛び交う誹謗中傷も無感情なんだろうな

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