生徒さんの投稿です
2021.07.25(日)Aさん
昨日は自主夜間中学の日でした。この間から習字(書写)を教えて下さっている藤田先生からとても嬉しいプレゼントを頂きました。
子供さんが使っていた小学書写の教科書です。とても参考になります。いつも通り一時間目と二時間目は藤田先生の指導のもと教科書と先生に書いて頂いたお手本を見て書写しました。
私は基礎も何も出来ていません。恥ずかしいことに書き順も知りませんがとても楽しくてあっという間に授業が終わってしまいました。
最初はいつも筆と水書き用紙を気持ち良く貸して下さる平島先生だったのですが教えておられる生徒さんで忙しく紹介して下さったのが藤田先生でした。
自由に書かかせて下さる平島先生はアート出身で藤田先生は基礎をとても熱心に教えて下さいます。電車の都合で早く帰らないといけないのですが昨日もギリギリまで教えて下さいました。お二人の先生には心から大感謝です。
三時間目は音楽の時間です。ララの歌を岡本先生が譜面にして持って来て下さいました。字がとても綺麗ですねとお伝えすると昔は譜面を手書きで書いていた言う事です。
温羅の歌はTSUTAYAでラップのCDを借りて先生に聴いてもらいました。
RIPSLYMEと言うグループです。
来週は先生は用事があるので再来週までには良く聴いて、どんな感じの曲がいいかを決めてみたいと思っています。先生もTSUTAYAに行ってCDを借りてみられると言われていました。歌を作るのがこんなに楽しいとは知りませんでした。
また英語にもチャレンジしたいと思っているのですが時間がありません。もっと時間が欲しいのですが、不器用な私の場合、あれもこれもとやっていると多分理解出来なくなると思うので一つずつ焦らず学んでいくのがいいのかと思っています。
校歌をみんなで歌って帰りに城之内先生からのお話しがあり出席スタンプがいっぱいになると学校から粗品を頂けるのですが、受け取られたお歳を召された生徒さんが『良く城之内先生はこの夜間中学を創ってくれました。最上級の感謝です。』と皆さんの前で言われていました。私も通い出してまもないのですが本当に心から感謝しています。
他の先生からお話しがあり、城之内先生がある雑誌(本)に原稿を書かれて、受け取った原稿代をご自分が受け取られずに夜間中学に全て入れられたと聞きました。城之内先生の話では原稿を書き上げるのに二、三カ月かかったそうです。大変な思いをされて学校を支えられていらっしゃるのだと思いました。
よほどの信念がなければ出来ない事だと思います。城之内先生だからこそ他の先生方も生徒さんもついてこられているのだと思いました。
《学生》と言う文字を入れ換えます。夜間中学は『生』きる喜びを《学》ぶ所だと解釈しています。今、代表を務められておられる城之内先生を始め在籍されておられる先生方と生徒さんはその学舎に相応しい方たちだなと思っています。
これから生涯、私も『学』び、それを無限に【生】せる一人、[学生]になりたいと思つています。