デグーの肺炎・内耳炎・脳の異常
再びの体調悪化
一旦はやや快方に向かいつつある様子だったデグーの「こむぎ」が、しばらく前から再び体調が下降しはじめた。
・自力では水を一切飲まない
・呼吸が荒く、息をするたびに体全体が揺れる
・前庭疾患らしきものが悪化。1日に1〜2回ほど、発作のように倒れ込んで目を閉じ、苦しそうにする(1回あたり10秒程度)
・食欲はあまりないものの、まったく食べないというほどではなく、その時の気分で好きなものを少しずつ食べてはいる
……という状態になってから2回通院し、1回目の診察結果は「肺炎疑い」で、抗菌剤を処方された。
それから10日経ってもまったく変化がなく、2回目の受診でレントゲンを撮ったところ、肺と、左の内耳が真っ白に写っていた。
(ちなみにこのときレントゲンが撮れたのは、こむが病院で緊張して、伏せの状態でじっとしていたため。麻酔はしていない)
肺と内耳の炎症、そして脳の異常
心配していた腫瘍等ではなかったものの、S先生いわく
とのこと。
ただし弱っていて今回は点滴も注射もできないので、やはり抗菌剤の内服薬で対応するしかなく、
ましてや脳の内部については、生命に関わる可能性もあるものの手術できない場所なのでどうしようもない……と。
抗菌剤もデグーの場合は犬や猫ほど多くの種類があるわけではないものの、少しずつ内容を変えて試していくということで方針がまとまった。
薬の処方は先生の判断にお任せするとして、飼い主側の目下の問題は、こむが自力では水をまったく飲んでくれないこと!
先生は「飲む気力もないのでしょう」と……(そのわりに毎日ケージ内で元気に一人遊びをしてたりはするのが謎だけど)。
水を飲んでくれないときの対処法
飲まない状態が続くと、食べることもできなくなるのは飼い主も「うっ滞」の件で学習済み。なのでここ最近は砂糖水をシリンジで与えていたのだけれど、先生からその方法でOKとのお墨付きをもらった。
濃度は6%程度を推奨、らしい。
ちなみに病院で処方される内服薬のシロップは喜んで飲んでいたので、何を使って甘くしているのか訊いてみたところ、「単シロップ」というものだそう。(人間の小児科などでも子供の内服薬用に処方されることはあるらしい。ネット通販で売っているところはほとんど見つからなかった)
ただし単シロップは血糖値には影響しないシロモノらしく、「多少は血糖値も上げたほうがいいので、飲ませるなら砂糖水のほうがいい」とのことだった。
他にオススメされたのは、果汁100%のりんごジュースと、「ベジタブルサポート」などを用いた流動食。
巷のデグーたちに大人気と噂のベジサポは我が家でも半月ほど前から導入していたけれど、こむ(もともと偏食気味)の好みではないらしく、ほとんど口にしない。
でもド健康な「みつ」にも試しに少量与えたら餓鬼のごとく食いついてきて恐ろしいほどだったので、やはり基本的にはデグー好みの味らしい。
こむはりんごジュースも飲まない。
そんなこんなで、砂糖水を1回につき1.5〜3mlほど×1日に数回シリンジで飲ませることで、ひとまず最低限の水分補給はクリア。
理想としては10mlは飲んでほしいんだけど、そこまでは飲んでもらえず6〜7ml程度に留まることが多い。
それでも今回の診察では脱水症状はないと言われたので、まあ妥協点かなと。
あとは抗菌剤が効いてくれるのと、脳の異常とやらがあまり悪化しないことを願うのみ。