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キャリアカウンセラーのおかちんです。

今日はどんな一日でしたか?



ここ数年、子どもたちの様子を見ていて“ちょっとした変化”を感じていました。それはスマホでの楽しみかたです。


以前は、一人ひとり自分の見たいものを見たり遊んだりと、個々に楽しむ感じでした。

ですがここ数年、『1台のスマホを一緒に見る』様子が見受けられます。仲良く小さな画面を一緒見ては、笑ったり語ったりと、本当に楽しそうにしています。


何十年も前、まだインターネットが普及していない頃は、雑誌や漫画を一緒に見たり、友だちの家でテレビを見るなどの楽しみかたが多かったように記憶しています。私の世代だとゲームを一緒に楽しむ方が多かったですね。


そこからパソコンや携帯電話、携帯ゲーム機などが流行るにつれて、1人1台の機器で楽しむスタイルへと変化していきました。例えば初期のゲームボーイは通信対戦はほとんどなく、1人で楽しむRPGやシミュレーション、パズルといったタイトルが多かったように思います。


インターネットが普及してからは掲示板やSNSに代表されるように、誰かとつながる楽しみが広まりました。バルス祭りしかり、通信対戦しかり、誰かと一緒に楽しめることが当たり前になっていきます。


やがてスマホが登場し、LINEのようなメッセンジャーアプリや、写真や動画を共有するサービス、ビデオ通話や映像配信など、リアルタイムでのやり取りが流行ります。同じ動画を見ながらコメントすることで、オンライン上で一緒に楽しむスタイルも生まれました。


そしていま。「1台のスマホを一緒に見る」という楽しみかたが増えてきたように感じています。

原点回帰?
大型化したスマホのおかげ?
コロナ禍で人とのつながりが恋しい?

理由は様々でしょうが、わたしは「共体験」の価値が高まっているのだと考えています。みんなで、一緒に、同じ体験をするということが、時代の変化を経て改めて必要とされてきたのだと思います。むしろ欲しているという感じでしょうか。


もちろん個々に楽しむこともできますし、否定はしません。一人でもいいしみんなで一緒に楽しんでもいいです。多様なスタイルがあってよいと思います。


ただ、共体験は誰かと一緒でないとできません。いま、ここにいる、他者としかできない体験です。
一人の楽しみは自分一人の時に味わえばよいので、いまは一緒にいる誰かと楽しみたいという気持ちから共体験を欲するのだと思うんです。


コミュニケーションは自分以外の誰かがいて初めて成り立ちます。
そして人間は生まれつきコミュニケーションを取ろうとします。
つまり人間は誰かと関わりたい生き物なんですね。

そう考えると、一緒に楽しむというスタイルは人間としてごく自然な欲求とも言えます。


みなさんは、誰と一緒に何を楽しみたいですか?
どんな共体験をしたいですか?
それはあなたにとってどんな価値がありますか?



明日も佳き日でありますように@おかちん


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