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Travelogue / Joni Mitchell

TITLE: #Travelogue
ARTIST: #JoniMitchell
GENRE: #Folk #Jazz
PRODUCER: #JoniMitchell #LarryKlein
LABEL: #Nonesuch
RELEASE: 2002-11-19

REVIEW
ジョニ・ミッチェルの2002年のアルバム「Travelogue」は、彼女のキャリアを通じた楽曲をオーケストラ伴奏で再録音した18枚目のスタジオアルバムです。前作「Both Sides Now」と同様に、ヴィンス・メンドーザによるオーケストラ・アレンジが施され、ジャズとクラシックの要素を融合させた重厚な音楽作品となっています。特に、メンドーザの「Woodstock」のアレンジは2004年のグラミー賞で受賞しています。

「Travelogue」は商業的には成功を収められず、チャート入りも果たせなかったものの、彼女の過去の作品への深い敬意が込められています。このアルバムには、ミッチェル自身が過去に歌った名曲たちが新たな視点で表現され、特に彼女の成熟した声が印象的です。アルトレンジで歌われるこれらの楽曲は、彼女の豊かな音楽遺産を再解釈する試みとして評価されるべきでしょう。

リリース当時、ミッチェルは「Travelogue」を自身の最後のアルバムと公言していました。しかしその後、彼女は音楽業界への不満を述べつつ、インターネットを通じて自分の音楽を発信する道を模索する意向を示しました。アルバムが発売された2002年の音楽業界は変革の波に晒されており、ミッチェルのこの立場はアーティストの独立の動きとして重要な一線を引いています。

「Travelogue」はミッチェルの音楽の幅広さを再確認する作品であり、彼女の音楽人生を集大成するものとして、ファンや音楽史において特異な位置を占めています。このアルバムは、彼女の音楽の本質と深さを再評価し、彼女がどれほど重要なアーティストであるかを改めて示しています。

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The Circle Game

TRACKLISTS

Disc 1

  1. Otis and Marlena

  2. Amelia

  3. You Dream Flat Tires

  4. Love

  5. Woodstock

  6. Slouching Toward Bethlehem

  7. Judgement of the Moon and Stars (Ludwig's Tune)

  8. The Sire of Sorrow (Job's Sad Song)

  9. For the Roses

  10. Trouble Child

  11. God Must Be a Boogie Man

Disc 2

  1. Be Cool

  2. Just Like This Train

  3. Sex Kills

  4. Refuge of the Roads

  5. Hejira

  6. Chinese Café / Unchained Melody

  7. Cherokee Louise

  8. The Dawntreader

  9. The Last Time I Saw Richard

  10. Borderline

  11. The Circle Game

PERSONAL
#JoniMitchell
#LarryKlein
#HerbieHancock ,JohnLenehan
#BillyPreston
#ChuckBerghofer
#PaulinhodaCosta
#BrianBlade
#WayneShorter ,PhilTodd
#PlasJohnson
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#VinceMendoza

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