GUTS WORLD TOUR / OLIVIA RODRIGO
ツアー名:#GUTSWORLDTOUR
日付:2024年9月28日(土)
出演;#OLIVIARODRIGO
会場:#有明アリーナ
オリヴィア・ロドリゴが来日すると先日、知って急いでチケットを入手した。
2024年の初めに、テイラー・スフィウトのERASツアー@東京ドーム、2022年にビリー・アイリッシュ@有明アリーナに行っていた。個人的には今、最も注目を浴びているアーティストのもう一人がオリヴィア・ロドリゴ21歳。21歳にしてこのクオリティはすごい。テイラー・スフィウト、アデルもほぼ同時期にグラミー賞を受賞していたので、比較しうる逸材なのではないだろうか。
彼女自身はディズニーチャンネルで子供時代から子役として活躍している女優。経歴だけ見ればサラブレット中のサラブレット。
ルックスもめちゃくちゃ美人。スタイルもとてもいいし、子供っぽいだけでなく、セクシーな部分もある。目は垂れ目で、眉はきつめ、唇はたらこ唇なので表情がとても伝わりやすい。
性格も日本のラーメンが大好きで、来日のたびに日本のラーメンをインスタにアップしている。これだけ見ると、とっても良い子。弱点ないの?って感じ。
つい最近、テイラー・スフィウトと楽曲「deja vu」に関して、「Cruel Summmer」と似ていると揉めて、クレジットにテイラー・スフィウトを追加するという話題があったが、それほど似てはいない。あれで盗作って言われてしまうと日本の音楽のほとんどが洋楽の盗品である。これをいうと、怒る人がいるのでいいにくいんだけど、日本エンタメ業界お得意の「詐欺まがいの商法」自体は批判していないので許して欲しい。
肝心の音楽は、歌のうまさってことは、先述のテイラー・スフィウト、ビリー・アイリッシュ同様にずばぬけて上手いわけではない。私はポップスにおいて歌唱力っていうのはそれほど重要ではない。ようは時代のアイコンになれるかどうか、である。その点、テイラー・スフィウト、ビリー・アイリッシュもアイコンになりえた。そして、オリヴィア・ロドリゴも同様にアイコンとして存在している。
日本で言えば、あのちゃんなどが持ち前のカリスマ性でZ世代のアイコンになっている。歌唱力もずばぬけて上手いわけではない。若い世代で活躍している日本の歌手で歌唱力が上手い人ってまず思いつかない。

肝心のライブだが、アリーナ席で鑑賞した。個人的には渋谷系ギャルばかりなんじゃないかって思っていたんだけど(BLACKPINKやNEWGENNESと同じ客層だと思っていた。)、アリーナでは男女半々って感じだった。若い人も当然おおいが、中年の人も1,2割ぐらいはいた。まー、三大エンタメ女王の一人なので、若い世代に独占させるわけにはいかない。若い世代の洋楽離れが本当のところだろう。
会場はスマートフォン撮影OKなので、みんなでスマートフォンのビデオでオリヴィア・ロドリゴを撮影しまくっている。動画もSNN上げ放題。このスマホ取り放題はとてもいい。日本は時代遅れなので撮影禁止にしているが、SNNにライブ動画をあげることで集客効果が見込めるらしい。宣伝いらずである。日本でもやればいいのに、とうぜんやらない。時代遅れの文明・鎖国国家なのを日々、痛感している。
セットリストはSPOTYFIでプレイリストが公式で作成されているので、ここに埋め込みだけしておく。

テイラー・スフィウトのエラスツアーも見ていたのだが、やはり似ている。序盤はダンスとパフォーマンス中心。「ドライバーズ・ライセンス」などの大ヒット曲はピアノで弾き語り。やはり名曲なので引き込まれてしまう。儚くて悲しい、そして美しい。名曲だろう。サビの部分ではみんなで合唱、これもライブならではの臨場感。周りの声もめっちゃくちゃ大きい。オリヴィア・ロドリゴが日本でも愛されているのがわかる。

ライブ中頃には、アリーナの奥に月のゴンドラの乗ったオリヴィア・ロドリゴが登場。2階席、3階席からも近く、みんながオリヴィア・ロドリゴを間近で鑑賞することができていた。生で見るオリヴィア・ロドリゴは美人すぎて「ほえー」って思う。世界で一番、美しい若手女性だろうな。ここまで完成された「美」っていうの珍しい。テイラー・スフィウトも20歳くらいの頃はやばかった。当然、いまも美しいが。オリヴィア・ロドリゴには、「愛嬌」と「可愛らしさ」「無邪気さ」なイノセンスがある。そこは頭が賢すぎるテイラー・スフィウトにはないとこだと思う。(なくていい。)
アルバム2枚しかリリースされていないので、どんなに長尺にしても2時間が限度だろうとは思っていたが、2時間みっちり演奏とパフォーマンスを披露してくれました。楽曲の素晴らしさは、もちろん、オリヴィア・ロドリゴ自身と、オリヴィア・ロドリゴのファンを直に見ることができて、非常に楽しかった。
演奏以外に驚いたのが映像技術。有明アリーナの設備のおかげか、8Kなのかは知らないが、映像で出されたオリヴィア・ロドリゴがあまりに鮮明すぎて、舞台上のオリヴィア・ロドリゴと区別ができなくなるような鮮明さだった。
テイラー・スフィウトとオリヴィア・ロドリゴにいったあと、次は何を楽しみにすれば良いのだろうか。レディオヘッドのトム・ヨークが来日するが、「トム・ヨークきいて楽しいか?」って思う自分がいる。個人的に「昔は良かった」的なカルチャーの楽しみ方は大嫌いなので、昔の楽曲やられても楽しくないし(同じ意味でオアシス再結成がまったく興味ない。初期メンのストーンローゼス再結成だったら迷わずに行く。)、いまのトム・ヨークのような現在音楽崩れサウンドを聴きたいかって言われると微妙。
しばらくテイラー・スフィウトとオリヴィア・ロドリゴのロスに悩まされそう。来年くらいにビリー・アイリッシュがきてくれるって信じているし、そろそろアデル、ラナ・デル・レイもきてくれもいいんだぞ。