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PURSUE / のん

タイトル:PURSUE
アーティスト名:のん
ジャンル:POP, ROCK
リリース日:2023/06/23
レビュー
 ようやく報われたのだろうか。日本の芸能界の闇に直面したのんだが、実力があれば自ずと芽が出てくるはず。日本を捨てて、中国や米国に移住する選択肢もあったのに選ばなかった。「創作あーちすと」みたいな照れ隠しをやめて自らをアーティストと名乗った。一皮剥けたというか、壁を越えたのだろう。
 あまり憶測で日本の芸能界についていうことはできないが、日本という国は商売を「メンツ」でやっている国だ。落語を聞けばわかるが、江戸時代の商人は何かを開発したり、サービスを作ったりは基本しない。相手を煽てて金を稼ぐしかやらない。それがメンツ。日本は500年以上「メンツ」でしか商売できていない。まーアフリカと大して変わらない経済観念しか持っていないのです。社会人になりたての頃、無意味な仕事と挨拶回りだけでなんでこんなことやっているのか疑問に思っていたら、その時の上司や偉い人全員は「メンツ」っていっていた。まー忖度ですな。アジアの未開文化国、それが日本の正体です。
 のんは早いタイミングで音楽業界に助けをもとめるべきだった。レプロ社長やジャニーズ、田辺エージェンシーすら逆らえない人がいるので。布袋さんなんて英国に地からのんを心配してたし、サカモト教授も高橋幸宏さんも応援していた。なぜできた?彼らにとって日本の芸能界はクソなので敵に回してもぜんぜん平気だからです。だいたい、日本の芸能なんて細野晴臣の仲間たちと筒美京平でつくられていますから。あと梨園とか伝統だけ。落語もにたり。彼らを敵に回しても痛いのは何も知らない若者だけなんですよ。ほんと、老人上位国家。のんはそんな社会に負けずに生き残った。それがなによりもすごいと思う。

おすすめの曲
わたしは部屋充
収録曲

  1. Beautiful Stars

  2. ナマイキにスカート

  3. わたしは部屋充

  4. 薄っぺらいな

  5. エイリアンズ

  6. 夢が傷むから(Inspired by 東京百景)

  7. こっちを見てる

  8. 僕は君の太陽

  9. Oh! Oh! Oh!

  10. むしゃくしゃ

  11. この日々よ歌になれ

  12. 荒野に立つ

#音楽
#のん

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