Moonage Daydream
David Bowieの生涯を追体験するようなドキュメンタリー映画。David Bowieファンにはたまらない音楽映画になっているといって過言ではない。逆にいうと、一見さんお断りの内容でもある。David Bowieしらないけど、この映画で知ろうかなというニワカさんば開始5分で振り落とされる。David Bowieがどんな人でどんな作品をいつ出したのかなんて解説は一切ない。「言わなくてもわかるよね?当然。」といわんばかりだ。服装と化粧でいつごろのDavid Bowieかわかるでしょ?説明いる?って感じ。とっても硬派な映画なのだ。私はマニアとは言わないがDavid Bowieについての基礎知識程度はあったので楽しめたが、David Bowieを全く知らない人にはきつい内容だと思う。そもそも行くなって言いたい。
David Bowieのパーソナリティーがとてもいい。変化こそが人生。停滞や落ち着きなんて自分に人生にはふさわしくない。私の人生そのものが作品。落ち着いた作品なんて求められていない。と常に挑戦し続ける人生。アーティストというより革命家だと思った。
私は同性愛婚や夫婦別姓などジェンダーや他の多様性に違和感なんて全く感じない。反対する人の気持ちが全く理解できない。その固定観念の革命はDavid Bowieによって私ははるか昔に成し遂げられていたのだと思う。多様性を許容できない人間こそDavid Bowieを聴いて、自己の内面を革命を起こして欲しい。インナースペースレヴォリューションそれがDavid Bowieなんじゃないかと思う。いまにして、多様性に対して抵抗感を抱いていないのはDavid Bowieのおかげだと思ってる。感謝したい。