#20 つわり:吐き気にはパターンがある。
2020年10月8日。
先週くらいからつわりが悪化の一途をたどっている。つわりには色々な症状があるし、症状の程度は個人差があるけど、私の場合は『吐き気と気持ち悪さ』。
日によって症状が違うし、ときおり複数の症状が一気に出ることもあるので厄介......としか言えない。
そこで、私が今悩まされている吐き気と気持ち悪さがどのくらいのものなのか、実際に症状が出たときにどう対処しているのかまとめてみようと思う。
気持ち悪さはどんなものなのか
気持ち悪い......という表現はわかりにくい。あえて違う言葉で、男性でもわかるような表現にしてみると、『車酔いがずっと続いている状態』。
ひどいときは、それに酒酔いのようなふらつきや頭痛がセットになる。立っているのもしんどくて、へたり込んでしまいたくもなる。
食事中にこの記事を読んでる人には申し訳ないけど、下を向くと、身体の中に入っているものがすべて流れ出てしまいそう。座っていても、胃のムカムカとか胃の周辺に溜まってるものが、のどの方まで押し上げられている。のどのあたりにある弁がストッパーになって、実際にリバースはせずにすんでいるけど、この押し問答的な攻防が時間を問わずやって来る。
これは予期できないのだけど、電車に乗ってるときとか外出先にいるときとか、『このタイミングで来てくれるな』と思うタイミングに来ることが多い。そして、たいがいがひとりで移動してる最中。
もしもの事態に備えて、最近になって外出するときは必ずエチケット袋を携行するようになった。少しでも異変を感じたときは、他の人の邪魔にならない隅っこに移動して、気持ち悪さがおさまるのをただ待つのみ。今まで以上に移動に時間がかかっている。
気持ち悪さの先にあるのが吐き気
つわりが始まってから約2ヶ月が経つ。
この間、毎日気持ち悪さが続いている。症状が落ち着いてる日もあるけど、胃のあたりの違和感はある。これを気にしないように振る舞ってるにすぎない。
吐き気が来るタイミングは、少しずつつかめてきている。
・下を向いたとき
・冷蔵庫を開けたとき
・ナマモノのニオイをかいだとき
・水分補給が足りていないとき
・空腹感が出ているとき
・液晶画面を長時間見ているとき
生活スタイルに何かと当てはまるから、自分の行動には注意を払わないとリスクが高まる。面倒くさがりの私にはハードルが高く、ひとつ注意しても別の何かが漏れて結局しんどくなる。気持ち悪さと吐き気が隣り合わせになっている。
妊娠して、思考力が落ちてるような気がしている。
体調に気をつけないといけないのはわかってるんだけど、常にある気持ち悪さと吐き気に対処するのに必死だから、それ以外のことは後回しになりがち。身体への負担があるから、動きがスローになってあれこれやりたくても限界がある。言い訳っぽく聞こえるのかな......。
吐き気のパターンは3パターン
吐き気のパターン......これも個人差があるけど、私の場合は、
①吐き気だけ
②吐き気の後にツバだけをリバースする
③吐き気の後に食べたものをリバースする
の3パターン。これまでは①だけだけど、2週間くらい前からは①がメインで、夕方からよる寝る前までの間は①〜③までのすべてがランダムに来る。毎晩1回は③が来る。
幸い?、『吐きそう』って思ってから『吐く』までに一瞬だけ間ができるので、『吐きそう』って思ったタイミングで立ち上がり、トイレに駆け込む余裕がある。つわりの影響で何度もリバースしてきているけど、トイレに駆け込む前に不可抗力でリバースしたのは一度だけだ。
とはいえ、車酔いをしたときやお酒を飲みすぎたときのリバースと同じく、リバース後の後味は最悪。胃酸の影響なのか、のどの奥がイガイガヒリヒリする。口の中を水でゆすぐし、それなりの後処理はするけど、吐き気もリバースもクセになってる感が否めないから、『また来るんじゃないか......』と不安にも駆られる。
この不安は、つわり特有のものかなと思っている。
吐き気やリバースの対応策
吐き気もリバースも、どんなときに起こるのかとかタイミングがわかりつつあるから、その状態にならないようにするのが対応策だ。
できる限りで気をつけているのは、
・麦茶を大量に飲む
・空腹をなくすために、ひたすら食べ続ける
・23時以降はパソコンやスマホを見ない
の3つ。吐き気もリバースも、いつ来るかまでは予見できないから、最低限、今の体調でも対処できることをやっている。
仕事もしてるから同僚に迷惑をかけるのも嫌だから、仕事に影響出ないように気をつけてるけど......、やっぱり自分の意志でどうにもならないことは仕方ないのかな。
在宅勤務が認められてるのが唯一の救いだけど、逆に在宅勤務にしないといけないくらい体調が悪いってことでもあるから、『パフォーマンス的にどうなの?』と思うことはある。
幸い、上司や同僚に体調のことを理解してもらえてるので、それだけは非常に心強い。そんな上司や同僚のためにも、迷惑も最小限にするためのベストを尽くしたい。
まとめ:気持ち悪さも吐き気も、ダメージは強烈
気持ち悪さと吐き気が始まってから、そろそろ2ヶ月になる。症状もその程度も日によってかなり違うけど、総合して言えるのは、『気持ち悪さも吐き気も、ダメージは強烈』ということ。
リバースは身体的に辛いし、いつリバースするか考え始めると精神的な負担もある。毎日食べたいものも食べられるものも変わって、以前よりも食費が少しだけ高くつくようになったので、経済的な負担も少し増えてる感もある。
妊娠すればつわりは起こる。
それは多くの妊娠中女性にとっては必然だろうし、避けられないことでもある。周りに迷惑をかけないように、できるだけ妊娠前と同じ生活ができるように、どんだけ対処しようと対策しようとも限界はある。
妊娠を経験してない女性も、そもそも妊娠する機能のない男性も、つわりの大変さを理解するのは難しいかもしれない。けど、だからといって『理解しなくていい』と放り投げないでほしいなと思う。
特に妊娠中のパートナーがいる男性は、理解はできなくても理解しようと努力はしてほしいな。せめて、『あれもやれ、これもやれ』と要求ばかりするモラハラまがいのことはやめたほうがいい。パートナーとの関係が崩壊する。パートナーに限ったことでもないけど、人間関係で大事なのはやっぱり思いやりに尽きるのだ。