祝・片付けられない人 卒業!
元片付けられない人だった、私mocaが1日5分 × 3週間で簡単に片付けられるようになれた3週間のお片付けプログラム、お片付けノート最終週の記事です。これからスタートされる方はこちらの記事からどうぞ。
あっという間に3週間経ちましたね!
続けられたみなさん、本当におめでとうございます!!
時にはお休みする日もあったかと思いますが、そんなことは1ミリも反省する必要はありません。いいんです、いいんです。
今日まで「片付けよう」と思いながら生活する日々が『毎日』続いたことがすごいんです。
「いい加減片付けないとな…」「いつかはやるとは決めている!でも今は無理…」と、とにかく片付けを億劫がっていたのはほんの少し前のことです。でもいまは毎日「よし片付けよう」「今日は何を処分しよう」という気持ちを前向きに持ち続けられているのではないでしょうか。
みなさんはもう、毎日「何かを減らせるものは無いかな?」という視線で部屋の中を見渡して、ひとつひとつ要・不要を考えて処分出来ている。それが「お片付けの自転車に乗れている感覚=片付けられる人の感覚」です!
今日までどうでしたか?毎日片付けているのに、なぜか面倒と思っていないとしたら…そう思えたあなたはもう「片付けられる人」!!!おめでとうございます!!!
家がきれいになることだけが、お片付けではないんです。
この感覚を手に入れて、自分の手で片付けることが面倒と思わなくなること。これこそが、本当の意味でのお片付けの第一歩だと私は思います。
あなたはお片付けノートで何に気づきましたか?
是非ノートを振り返ってみてください。この3週間で、1日3つずつでも60個、5つずつ捨てたとして、100個以上の『自分にとって要らないもの』が部屋の中から無くなりました。
間違いなく3週間前まで全て家の中のどこかにあったものです。
「処分しよう」という目線で部屋を見て、ひとつひとつ手に取って片付けていなければ、今後も何年も保管していたかもしれない『不要品』です。
片付けを始める前は「とにかく服がすごいからクローゼットをなんとかしないと…」とか「本とCDがヤバいんだよなー」など、なぜか片付けなければならない場所やものを限定していたりしたのではないでしょうか。
でも実際は、ノートに書いてきたような気にも留めないほどの細かい不要品が、家中に散らばっていることが片付かない部屋の元凶だったりするんですよね。
そしてノートを見返さなければ、初日に捨てたモノなど思い出せもしないでしょう。見れば見るほど「なんでこんなものずっと置いておいたんだろう…」というモノばかりだと思います。
そしてそれらが無くなったところで、日々の生活になんの支障がないどころか、少しずつスッキリした空間が現れていることにも、すでに気づいているはずです。そういう細々したモノをまったくの無意識に持ち続けていたことも、改めて実感しましたよね。
1日3〜5個というほんの少しのモノの整理は、確実に不要だと思うモノだけが少しずつ減り、自分にとって必要なもの、大事なものだけが残ります。
モノって、捨てちゃうと忘れちゃいます。
どれだけ大量に捨てても、捨てたら忘れてしまうんです。
でも、処分するときに考えた理由のひとつひとつは、罪悪感、後悔、損をしたという気持ち、過去の自分への怒り、反省…。少しネガティブなこの感情は、ずっしりとした重みを伴って確かにみなさんの中に蓄積されたはずです。そして「2度とこんな気持ちになりたくない!」と思いましたよね。ものを処分するより重要なのは、その気持ちです。
「今度こそちゃんと、使いきれる量だけ買おう」
「買ったからには使い倒して処分しよう」
「欲しい!だけじゃなく、きちんと使うか考えてから手に入れよう」
「使い切るってなんて気持ちいいんだろう!」
捨てる以外の行動も変わってくるのは、きちんと理由を考えて処分してこそ得られるものだったんです。
『お片付けノート』で片付けられる人に
なっていく過程が可視化できた
少し私の経験をお話しさせてください。
私は、やみくもに捨ててるだけだった頃は、なぜリバウンドするのかがわかりませんでした。いつでも家をきれいにできる人は、根本的に自分とはタイプが違うんだ、ズボラでめんどくさがりな自分には絶対に無理だ、と決めつけていました。
それが、お片付けノートを始めてからは、ノートの中に不要品が列挙されていくのを見ると「私、片付けられないはずなのに…こんなに片付けを続けられてる…!」と感じて、自分でも意外なほどモチベーションの維持につながり、不思議と続けることができました。
「片付けられないと思っていた自分から変わり始めている実感」
「これだけのモノをひとつひとつ処分し続けてきたという実績」
「こんなにモノを減らしても、全く困ることがなかったという安心感」
「とくべつ頑張らなくても毎日できたという自信」
お片付けノートを眺めると、こういった目に見えない感覚や感情も可視化されていき、「なんだか片付けられるようになっていっている気がする…!」という実感を得られたんですよね。
『お片付けノート』で
過去の自分の行動や考え方のクセ気づけた
過去の私の片付けは、部屋をきれいにすることだけを何度も何度も頑張っていました。だって、片付けって部屋をきれいにすることだと信じていたから。
何十年ものあいだ、たびたび奮起しては頑張って片付けてきました。そのときどきである程度は片付くのですが、いつまでたっても根本的に《片付けられる人》になれなかったのは、部屋がきれいになったことだけに満足していたからです。
処分した不要品は、ただのゴミとしてゴミ袋に入れて捨てていただけで、「なぜそれが処分するまでそこにあったのか」なんて、一度も振り返ることなくすぐさま忘れ去っていました。その一時だけきれいになった部屋に満足していたのが私の過去の片付けでした。
でもお片付けノートをつけるために、処分する理由を考えることを続けていると、今までの自分の片付けに対してどんどん疑問が湧いてきました。
「なぜこれをここに置いてしまっていたんだろう?」
「モノを大事にするというのはどういうことなんだろう?」
「使っていないモノを持ち続けることの意味ってなに?」
「無意識にやっていた片付かない行動や習慣がまだまだある?」
「モノを買うことの意味ってなんだろう?」
「もったいないって、どういうことなんだろう?」
「収納ってなんのためにあるんだろう?」
「こんなに収納用品は必要なのか?」
「使いやすい収納とはどういうことなんだろう?」
そして、自分の中で、片付けに対して気づきが増えていきました。
誰かに教えてもらうのではなく
「片付かなかった理由」に自分自身で気づくこと
あらゆるお片付けの本を読めば、そこにはいくらでも片付かない理由や片付けの方法も載っています。さまざまな片付けの達人たちが、片付けられない人のクセやダメな考え方を教えてくれます。
そういう情報って、「そうそう!やっちゃってるわ〜(笑)!」程度のテンションで、なぜかいつも自分の中をサラッと通過してしまうだけだったりしませんか?
「達人の収納方法」「日用品の適正量」「捨てる決心がつく格言」・・・こう言うものもたくさん目にします。一旦なるほど〜とは思うものの、それだけで改心したり価値観が変わるほどの効果は正直言ってありませんでした。やっぱりそれは他人の言葉、他人の価値観だったからです。
お片付けノートをつけると、片付かなかった理由に自分自身で気づいて「いや、これはダメだわ〜!」と自分自身にダメ出しができるようになります。これは自分自身の言葉だからこそ、心がちくりと痛んだり、ぐっさり刺さったり、どっしり腹落ちする格言となるんです。二度と同じことは繰り返さなくなり、不要品がなくなるのと同時に片付かなかった習慣や考え方も変わっていけたのは、先生が自分自身だったからです。
今まで持っていたお片付けの本や
情報に目を通してみてください
片付けられるようになってから、改めてお片付け本やブログなどを読んでみると、片付けの先人達が教えようとしてくれていることの意味を、はっきりと理解できると思います。
私も、以前はあらゆる片付け本を読みながら、「そうか〜。そう考えればいいのか〜。なるほどな〜。真似しないとなぁ〜」と先生に教えを乞う立場のように思っていたことが、
片付けられるようになってからは「あ〜うんうん、わかるわかる。でもそこは私はちょっと考え方は違うかな〜。」など、片付けられる人と全く同じ目線に立って自分なりに考えていることに驚きました。きっとこんな体験を、みなさんにもしていただけるはずなので、ぜひ今まで持っていた片付け本を改めて読んでみてください。
もし急いでお部屋を片付けたいのであれば、お片付けノートを経て、お片付けの感覚を手に入れた今なら、以前やってみて挫折したことがあるお片付け術もものすごくはかどることと思います。そしてそのきれいな部屋をキープすることも簡単です。
もちろんお片付けノートを日々少しずつ続けるだけでも、ゆっくり確実に部屋はきれいになっていきます。
お片付けノートはお片付けの基礎トレーニングです。基礎さえできていれば、応用はいくらでも可能です。
自分が《片付けられる人》になれば
部屋は片付いていきます
お片付けはこれからも続きます。自分の買ったものすべてを、一生持ち続けるわけにはいかないことは、分かっているんです。
そしてモノにはそれぞれの手放し時がある。今捨てられないものもいつか処分する時がかならず来る。それがいつやってくるのかは分からない。
だから今日も少しずつお片付けを続ける。
今日より明日、明日よりあさっての方がきれいな家になっているはず。
3週間できたのですから、あと1週間続ければ【1カ月間】お片付けを続けたことになります。年末まで続けたら、今年の大掃除は今までとは全然違う片付きっぷりになるかもしれませんね!
今はまだまだスッキリ片付いた部屋ではないかもしれませんが、小さな達成感を日々感じていれば、今日より明日、明日よりあさって、その先にちゃんときれいな空間が現れます。必ず現れます。
もうみなさん、「日々、不要品を見つける目」を持って「毎日片付けを意識すること」を当たり前に出来るようになったんですから。
そしてこれからも、自分でたくさんのことに気づいていくことでしょう。これからご自身で気づくことの中には、「より良い収納の使い方」「モノの住所の決め方」「効果的な掃除の仕方」など、どんどん片付けやすい家になるようなことも増えていくはずです。
「片付けられる人」どころか「お片付け上手」になってしまうかもしれませんよ!ではでは皆さん、これからもお片付けノート、ぜひ続けてくださいね!「もう書かなくても大丈夫。」と思える日まで。
最後に、『お片付けノート』にトライしていただいて、ありがとうございました。今日もどこかで誰かが、自分の力でぐんぐん《片付けられる人》になっていっていると思うと、本当にうれしいです。
それでは、卒業証書の授与です。
お読みいただきましてありがとうございました!