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#12 「自分の得意なこと」
私の得意なことといったら、とてもおこがましいですが「おもてなし」をすることが好きです。
日本人らしい心を実父に小さな頃から、自然と教えてもらった影響もあるかもしれません。「武士とは…」みたいな話を小さな頃からよく聞かされて育ちました。
本家の嫁
主人は三兄弟の末っ子です。
三兄弟の構成は義理姉・義理兄・主人といった感じです。
一般的には長男が家を継ぐといった傾向があると思います。しかし我が家は次男(主人)が家を継ぐ形となり、同時に次男の嫁(私)が本家の嫁のような形となりました。
義母は主人が10代の時に他界し、残念ながら私はお会いしたことがありません。(会いたかったな…)
義父は心臓が悪く、他にも持病があり1人暮らしのときに救急車で運ばれることもあったそうです。
そのとき、三兄弟全員が都内在住・都内勤務でした。
心優しき次男が動いた
そこで登場したのが次男の主人。
義父が心配で主人は都内から現在の実家に移り住み、2人暮らしがスタート。そして、のちに私と結婚。
義父と3人での生活が始まり現在に至ります。
その話を聞いたときに、主人らしいなと思いました。結婚当初まだ20代だった私もすんなりと同居を受け入れられました。
お正月・GW・お盆
主人の三兄弟にとって私が住んでいるこの家は、実家です。それなので、お正月・GW・お盆など節々で三兄弟が集まり賑やかになります。
最初に結婚したのが末っ子の主人だったので、私が結婚した年は「義父・義理姉・義理兄・主人・私」の5人だけのお正月からスタートしました。今はそれぞれに子どもが産まれて、みんなが集まると10名に増えて当初よりとても賑やかになりました。
最初の年からみんなが集まってお料理を囲んで集まれるように、料理も前日から1人で仕込んで私なりのおもてなしをしてきました。今年は私にとってこの家で迎える16回目のお盆です。
みんなが集まれる場所を守っていきたい
私にも実家がありますが、帰るとホッとできる場所です。私と同じように主人の家族みんなが集まってホッとできる場所がこの家であったら私は嬉しいのです。
みんなが集まってくれると、高齢になった義父も嬉しそう、主人も息子もみんな楽しそう。
そんな家族を見ていると私もすごく嬉しいし楽しいです。私が苦手とする食器片付けも、みんなが集まる日は主人は率先してやってくれます。
おもてなしができる女性でありたい
おもてなしが得意と言ったらとてもおこがましいですが、私はみんなが集まれる場所を守っていきたいのです。これからも、我が家に来てくださる方々へスマートなおもてなしができる女性でありたいなと思っております。
得意というより、これからも目指していきたい私の女性像かもしれません。
今年のお盆は
三兄弟の家族の他に、義父の兄弟も集まります。そのため、いつもより人数が多いので、少しでも部屋が広くなるよう片付けや足りない備品を調達したりしている今日この頃です。
コロナ禍でなかなか集まれなかった苦しい時期を超えて、ようやくみんなで集まれるようになりました。とはいえ、最近コロナも少し流行っているようなので、当日無事に全員が集まれるといいなと思います。
お迎えする側としての気持ち
お盆に家族を迎える側としては、みんなが帰って来てくれることは本当に嬉しいし楽しいということ。
帰ってしまうとすごく寂しくなります。
今年のお盆にお出かけされる方も、お仕事が繁忙期でいつもと変わらぬ日常の方など色々な環境の方がいらっしゃると思います。
まだまだ厳しい暑さが続きますが、皆さまにとって今年の夏も安全で楽しいものになりますようお祈り申し上げます。