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思春期息子に届け【絵本と車内曲は私の子育てツール】

今回は「書く習慣のテーマ」意外のことを綴ろうと思います。

私には中学3年生の息子がおります。


「絵本は時を超えて愛情を伝えられる」と聞いてから、私は息子が小さい頃によく絵本の読み聞かせをしました。幸い幼稚園で働いていたこともあり、もともと絵本はわりと家にありました。


時を超えて…とは?

子どもが大きくなって、
どこかでふと絵本を見たときに…
「あ!これ小さい時に読んでもらったな…」と思い出し、その時に愛情を知るというお話。


息子にもふと思い出す絵本が、記憶に残ってくれていたらいいなと思います。


息子が少しずつ大きくなり、絵本の読み聞かせをしなくなり、そこで思いついたのが車内曲でした。
片道1時間かかる習い事が、小学生のときから最低週4回はあったので思いついた方法でした。



7年くらい前から息子に今、伝えたい気持ちの歌詞を探して…
さりげなく車内で流し続けてきました。



最近の思春期真っ只中の息子に贈る、
私からの「応援歌」は…

いつかちょっと悲しいこともある いつかちょっと嬉しいこともある
でもぜんぶ笑えたらいい ぜんぶ抱え生きていけたらいい
すべてがまた変わってしまっても なんどでも花を咲かせよう
しあわせになれるように 君とともに歩いていけるように
笑いながら泣くような日々を 泣きながら笑うような日々を
そうやって生きていこう だから僕は強くなりたい

いきものがかり『笑顔』



いきものがかりさんの「笑顔」を流して、自分の気持ちを勝手に伝えています。息子は何も知りません。


極端な話、私がもし今、生死を彷徨う状況に陥ったときに息子になんていうか…

それは「一緒に聴いた曲を思い出して」と伝えます。

それぐらい、車内曲には息子への想いを込めてセレクトして流してきました。


スポーツをする息子が怪我で苦しんでいるとき。
息子が何かに挑戦するときも。
私の気持ちを代弁してくれているような歌詞を探して、車内で流して応援してきました。

つい先日、久しぶりに小学校2年生の時に聴いていた曲を流したときに…

息子が
「あ!この曲、骨折した時によく聴いていたよね。ほらあの松葉杖の時の!」って言ってくれたんです。

やったー!息子の記憶に残っているぞ!


「今まで聴いた曲が、私のあなたへ対する曲だったんだよ」って、成人した時に言うか…息子の結婚式に言うかまだ迷っています。

一人っ子の息子なので、
私がこの世からいなくなっても…

もしかしたら、絵本や車内曲が愛情を届けつづけてくれるかもしれないって密かに思っています。

もちろん絵本や車内曲がなくたって、息子は誰かと笑いながら幸せな人生を歩んでいけると思います。

でも、万が一挫けそうなとき。
時を超えてほんの少しでも応援することができたのなら、私の作戦は大成功なのです。

ちょっと特殊な私の子育てのお話でした。

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