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010.カワいいウソ

(1Aメロ)
意外と肉食なんだね
そんな声で鳴くなんて
知らなかったよ
隠し持った鋭いツメ
ぼくの背中を傷つけた
うれしかったよ

(1Bメロ)
「あなただけよ」なんて
笑うきみに見とれてた

(1サビ)
カワいいウソさライラLie
悪気がないから余計につらい
変わると信じた明るい未来
ぼくの手からするりと逃げた


(2Aメロ)
案外群れをつくるよね
飼いならすのは難しい
悲しかったよ
黒目がちでつぶらな瞳
濡れたカラダを独り占め
できなかったよ

(2Bメロ)
「また会おうね」なんて
笑うきみを見つめてた

(2サビ)
カワいたウソさライラLie
本気じゃないから余計にDry
変わると信じたはかなねら
ぼくの手からするりと逃げた


(Cメロ~3Bメロ)
きみは泳ぐ ウソの川
ぼくはハマる きみの沼
ダッサイね ダッサイね

「かわいそう」なんて
笑うきみを見たかった

(ラスサビ)
カワいいウソさライラLie
悪気がないから余計に地雷
変わると信じてりずにTry
ぼくの手からするりと逃げた
カワいたウソさライラLie
本気じゃないからただ苦笑い
変わると信じた挙げ句にCry
ぼくの手からするりと逃げた


【self writer notes】
テレビでカワウソを見たときに、「カワウソって何かの略語みたい」と思ったのがきっかけ。

で、パッと浮かんだのが「可愛い嘘」。

カワウソの特徴✕嘘つきなカノジョという公式で考えだしたらするりと書けたのがこのラブ・ソングです。
「可愛い嘘」だけだとありがちなので、「渇いた嘘」という意味も持たせました。
水辺に住む生き物だけに、この意味は効いてくるのでは?

ライ(Lie)という音で韻を踏んでいくのも歌詞のユニークさ。

Cメロに「ダッサイね」とやや唐突に出てきますが、これは人気の日本酒「獺祭だっさい」から。
カワウソのマツリ、と書きますからね。せっかくなので盛り込んでみました。呑みながら聴いてほしい。

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