Emily dicknsonが律儀に韻を踏む時

 “Hope” is the thing with feathers -
 That perches in the soul -
 And sings the tune without the words -
 And never stops - at all -

 And sweetest - in the Gale - is heard -
 And sore must be the storm -
 That could abash the little Bird
 That kept so many warm -

 I’ve heard it in the chillest land -
 And on the strangest Sea -
 Yet - never - in Extremity,
 It asked a crumb - of me.

 希望という言葉は あの 羽のあるやつ-
 たましいの中にとまって
 歌詞のない歌をうたい
 けっしてやめない いっときも-

 いちばん 大風のときが こころよく聞こえる-
 よっぽどひどい嵐でないかぎり
 あの小鳥が 恥入ったりはしない
 ほんとうに たくさんのひとを暖めてきたのだ-
 
 おそろしく凍てつく地でも わたしは聞いたし
 どこより未知な海の上でも 聞いた-
 なのに-ぜったい-どんなにひどい時にも、
 鳥はパンくずひとつ わたしに求めたことはない。
                  柴田元幸訳

ディキンソンが律儀に韻を踏む時はポジティブに詠う時だそうだ。第2連のheardとBird、storm とwarm、最後のExtremityとmeは一応韻を踏んでいる。
#Emilydicknson #エミリディキンスン #可笑的花文学部

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