和敬清寂
わけいせいじゃく
全てのお茶の心が込められている言葉です。
「和 」互いに心を開いて仲良く
「敬」互いに敬いあい
「清」目に見えないモノまでも清らかに
「寂」 如何なることにも動じない心
「茶会の空間において、お点前をする主人と賓客(招かれている人)が、お互いの心を和らげ謹み敬い、自身も茶会の雰囲気をも清らかに、何か起こっても動じない」というような意味です。皆が同じ方向を向いてトンネルに入るのではなく、それぞれの世界が大切にされ、円く隣り合う感じでしょうか。
トゲトゲしたり、悲しいこと、嫌なことがあったり、充分に味わったら、自分のためにお茶を選び、淡々とお点前をすると、さっきまで散らかっていた頭の中が、す〜とクリアになり、真ん中に戻ります。瞑想と似ています。
そして、美味しい。