スパロボF スーパー系ガチ評価 コンバトラーV&ダンクーガ編 前編
この記事は、スパロボをある程度知っていてなおかつスパロボ30が発売されてる今になってスパロボF始めてみようとか考えてる奇特な人向けの記事です。
この記事では、スパロボFのスーパー系のパイロット&ユニットを超個人的観点で紹介していきます。
評価基準は参入時期~F完最終話を基準とし、単純な戦闘力のみならず、精神コマンド、搭乗人数も考慮して評価していきます。
なお、紹介しているステータスはF完基準としています。
前回の記事はこちら↓
コンバトラーVとダンクーガ、この二機は搭乗パイロットが多いという共通点の他に、第四次スパロボにおいて語り草となっている「コンバトラーVとダンクーガのどちらかをエゥーゴに援軍として送る」という実質強制廃棄イベントで天秤に掛けられた仲でもある。
そこで、今回はスパロボFでのコンバトラーVとダンクーガを評価していきたいと思う。
超獣機神ダンクーガ(ユニット)
1.ダンクーガ
人を超え獣を超え、神となった機神。
TV本編では中々合体しなかった機神。
実は当然のように実装されている断空剣と断空砲はどちらもOVAに登場した武装で、TV本編では"ダイガン"という大型ブラスターと徒手空拳のみで戦っていた。
F序盤から登場するスーパー系の中では数少ない、趣味枠にはならずに最後まで安定して使えるキャラ。
素のステータス自体は頼りないのだが、複数乗りで何より"宇宙A"である事が最大の強味。
Fの内は断空砲と断空剣を改造するのがベター、資金が少ないなら実は射撃寄り能力値の忍に合わせ、まずは断空砲だけでも数段は改造しておこう。
素のステータスが良くないのと忍の能力があまり良くないので、他のスーパー系に漏れずF完ではかなり辛くなるが、10段階改造解禁後は一気に化ける。
10段階改造解禁後は断空剣をフル改造し、もし金に糸目を付けないなら更に"断空光牙剣"を解禁、そちらもフル改造しよう。
"断空光牙剣"は非常に威力対燃費に優れており、ENをフル改造すれば無補給で6連発も出来るので、ボスキラーのみならず、F完最終盤のもはや雑魚とは言えないレベルの雑魚敵を次々と瞬殺する役割も果たすことが可能。
搭乗員が全員"気合""熱血"を覚えているという戦闘狂チームなので、F終盤になれば開幕で気合を連発し、一回動く度に断空光牙剣で敵をワンパンする文字通りの"野獣"と化す事も可能だ。
メンバーに誰一人として"努力"を覚える者が居ない事と、男女関係の縺れで合体が遅れる事が欠点だが、前述の利点に加え、何より最終話手前に強制出撃があるので是非使用してほしい。
戦闘BGMはやっぱり「バーニング・ラブ」が一番。
2.イーグルファイター(N&H&A)
藤原忍が駆る、鷲を模したスーパーロボット。
ダンクーガの頭部を構成する、鷲型のスーパーロボット。
N(ノーマルモード)は移動力以外見るべきところは無く、H(ヒューマノイドモード)は良いとこジム3位の性能。
だかF序盤はこんなのでも貴重な戦力にならざるを得ないのに加え、F中盤までこの形態で戦わなくてはいけないため、改造はしなくてもパーツで補うくらいはしておこう。
気力が120以上になると「アグレッシブモード」という形態に変形(グラフィックはNと同じ)する事が可能になり、運動性が+10される他に、序盤では高火力な"突撃"が使用可能になる。
スーパーロボットの一部になるとは思えないほどの悲しい性能だが、後述する理由もあるので雑魚を食わせる位はしておこう。
3.ランドクーガー(N&H&A)
結城沙羅が駆る、豹を模したスーパーロボット。
ダンクーガの左足を構成する、豹型のスーパーロボット。
戦力的にはイーグルファイターより見るべき所がなく全体的に悲しい性能だが、こんなのでも序盤は戦力にしなくてはならない所にスパロボFの修羅っぷりが垣間見える。
こちらも気力120でアグレッシブモードに変形する事が出来るが、運動性が上がっても移動力は全く上がらないため、折角解禁された"かみつき"を生かせるシーンはまずない。
4.ランドライガー(N&H&A)
式部雅人が駆る、豹を模したスーパーロボット。
ダンクーガの右足を構成する、豹型(クーガーとは別種の豹)のスーパーロボット。
能力的にはランドクーガーと一緒、つまりはそうゆうこと。
こんな程度の機体でもダンクーガの1パーツになれるんなら、ジェガンに手を加えればダンクーガ程度のロボット位なら量産出来そうだな。そんなんよりもっとF91回してくれ
5.ビッグモス(N&H&A)
司馬亮が駆る、象を模したスーパーロボット。
ダンクーガの体を構成する、象型のスーパーロボット。
獣戦機の中では一番マシな能力をしており、序盤限定なら立派な戦力。
アグレッシブモードになると"突撃"以上の攻撃力を持つ"牙"が解禁され、亮の高い格闘値もあって中々の威力を見せるが、移動力が4と壊滅的なので隣接するのに恐ろしく苦労する。
攻撃を食らった際に亮が「ビッグモスの装甲を舐めるなよ!」と言う時があるが、リ・ガズィ並みの装甲で誇られても困る。
そもそもスーパービッグモスと言われるレベルでダンクーガの大部分を構成してるくせに、ダンクーガよりも装甲が劣るのも謎。
6.ブラックウィング(N&H)
アラン・イゴールが駆る、鷹を模したスーパーロボット。
スパロボF完の歪んだゲーム性を最も体現しているであろうユニット。
各種ステータスを見れば分かるが、明らかに他の獣戦機よりもスペックが高く、特に運動性はビルバイン並みの115。
F完から登場するユニットはFから登場するユニットより明らかにスペックが盛られており、初期値の時点で、既に五段階改造してあるFからのユニットよりスペックが高い…という事も多々あり、スパロボFのゲーム設計に疑問を抱かざるを得ないようなユニットが多く存在する。
このキャラもそんなユニットだが、活躍出来るかと言われたら、パイロットが大したこと無いのでそこまで活躍は出来ない。
そればかりか2話で永久離脱してしまうため、改造どころか出撃させるだけ無駄。
こうゆう所にもウィンキーソフトの杜撰さを感じられる。
もちろん、合体してファイナルダンクーガにもならない。
超獣機神ダンクーガ(キャラ)
1.藤原忍
熱き野生の力を秘めた、獣戦機隊のリーダー。
矢尾一樹の出世作にして「やってやるぜ!」の男。
初参戦の第四次SRWでは、メインパイロットである彼の地形適応がイーグルファイターに合わせた空A陸Bであった為、ダンクーガの地形適応がとんでもない事になってしまった前科を持つ。
能力値だけをみれば割と残念な数値をしており、最強武装が格闘なのに何故か射撃値の方が高く、肝心の格闘値は一部リアル系にも負けるレベルの低さ。
10段階解禁武装とは言え、ストナーサンシャインより威力が100落ちるだけで燃費はストナーの六割という割とヤバい武装を持ちながらもストナーより威力が数段落ちるのは、忍の格闘値が竜馬のそれより遥かに劣るのが主な理由と言える。
しかし、そんな彼は"宇宙A"というスパロボFにおける人権レベルの長所を持っており、更に複数乗りという点も、他の宇宙Bどもを突き放す程のアドバンテージを持つ。
格闘値が低いのは残念だが、ダンクーガには断空剣より威力が高い断空砲があるので、F時代なら断空砲でカバーも出来る。
性格が"超強気"でメンバー全員が"気合"持ちという事もあり、F中盤から気力差を付ける事も比較的容易で、主人公には珍しい"挑発"も所々で役に立つ。
序盤の使えなさに取り敢えず出すだけ…となるプレイヤーも居るだろうが、イーグルファイターの項で述べたように、育てるのを疎かにしていると合体イベントのあるシーン22(ルートによっては23)でエライ目にあってしまう。
このシーンではミデアを護衛する必要があり、護衛できた分だけ資金やMSが貰えるのだが、このミデアがカス性能の癖に積極的に戦闘をする大変困った子なので、"加速"を覚えていないと素早くミデアに追い付けず、すぐに撃墜されてしまう可能性があるからだ。前述の理由から、合体しても即分離するハメになる。
能力値的には微妙だが、ダンクーガの武装特性と精神コマンドの相性の良さ、なにより複数乗りで宇宙Aというスーパー系に求められる要素を的確に持つ、とても要領の良い男である。
なお、獣戦機隊には"努力"を覚える者が居ないので二回行動は期待しない方がいい。
2.結城沙羅
ランドライガーのパイロットにして、獣戦機隊の紅一点。
シャピロの元カノで、中の人がユリア。
能力はまぁお察しだが、こんなのでもF中盤までは戦力扱いしなければならないのが辛い。
"激励"はあるが、獣戦機隊の中で唯一の"必中"持ちなので、合体後は主に"必中"役となる。
劇中では敵に寝返ったシャピロと忍との板挟みになっていたが、最終的には忍と結ばれた。
劇中でも流れた彼女のキャラソンは中々名曲。
3.式部雅人
軟派だが熱い野生を秘めた、ランドクーガーのパイロット。
実は軍需工業の御曹司で、それに反発して軍に入った経緯がある。
能力的には紗羅と同レベルだが、序盤ではこれでも貴重な戦力。
合体後は主に"幸運"役を担当し、精神ポイントが80を超えたら"気合"も一回使って気力を上げたりも出来る。
lv1で"愛"を覚えているが、初期状態では精神ポイント不足で"愛"を使えず、何処か悲しい印象を持たせる。
ちなみに、OVA「白熱の終章」では罠を仕掛けられた女の子をナンパしてしまい、戦線離脱の憂い目にあってしまった。
4.司馬亮
ビックモスのパイロットを務める、空手の達人。
スパロボの台詞ではクールな印象があるが、劇中ではバラを咥えて謎の登場したりとコミカルな一面もあった。
劇中では喧嘩を売ってきた忍を返り討ちにしただけあり、彼よりも二回り高い格闘値を持つ。光牙断空剣撃つときだけ忍と変わってくれんかビックモスは序盤では中々使える機体なのだが、インフレに取り残された辺りでビックモスが単独で出撃するシーンがあるのはいただけない。
"覚醒"を持つ二回行動が絶望的なダンクーガの要で、最終盤辺りでギリギリ二回使える程度には到達する。
中の人の都合上、永遠に再録が出来ないので台詞が少なくネタにされているが、他の獣戦機隊メンバーが声優変更を望んでいない為、あえて代役が立てられていない。
「Ok!忍!」
5.アラン=イゴール
ブラックウィングを駆る、もう一人の獣戦機隊。
劇中では度々獣戦機隊のピンチを救った、"黒騎士"の二つ名を持つ男。
獣戦機隊の長官「ロス=イゴール」の息子で、父とは意見の相違から絶縁状態にあったが、彼の死に際に和解を果たし、その意思を継いだ。
能力値としてはやっぱり微妙な感じではあるが、彼には二話で永久離脱するという悲しい理由があるので問題になる事はほぼない。
後のスパロボのように合体してファイナルダンクーガになれれば、"必中""加速""気合"を担当できただけに残念。
劇中ラストで敵将軍の巨大戦艦に特攻し、命と引き換えに獣戦機隊の活路を開き勇敢に散っていったのにも関わらず、その後の亮の結婚式では、何故か死んだはずの彼も参列し、亮の結婚を祝福しているシーンがある。まるでV3本編で感動シーンと共に散った後に平然とまんがまつりに出て来たライダーマンみたいだななお、スパロボにはもう一人"黒騎士"とあだ名される男が居るが、アレとは比較にならない程高潔な男なので間違えないように。
総評
宇宙Aでなおかつ複数乗りであることが最大の利点。
合体までの期間が長く、本編よろしくバンド活動でもやって資金を稼いできて貰いたいところなのだが
合体イベントまでなら主力として耐えれるレベルなので出すだけはしておこう。改造はもちろんナシでいい。
合体後は断空砲と断空剣を主軸に、気合+熱血でボスキラーを勤めよう。
F完に入ってからは前述の通り断空剣10段階改造で断空光牙剣を入手するのがオススメだが、
10段階改造した断空剣でも一応それなりにはなる。
一番の欠点は精神コマンドのバランスの悪さで、誰も"努力"を覚えないくせに4人中3人が"愛"を覚えているまさに愛溢れるチームなのが高卒デキ婚するヤンキーみたいで頭を悩ませる。
忍のステータスが平凡なのも痛いが、もし忍の格闘値がドモンや竜馬、マジンガー勢並のトップレベルだったらゲッターの役割を食っていただろうから意図的ではないだろうが良いバランス調整なのかもしれない…。
ちなみに、この作品もスパロボマジックが効いてる作品なので、触れた後にダンクーガ本編を見ることはあまりオススメしない。
後編に続く…
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