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卒乳はただのバイバイじゃない


こんにちは。
1歳の娘がいます、ユリリーです。

前回、母の心の矛盾について
書かせていただきました。

まさにその矛盾と格闘しながら
先日、卒乳しました。

経緯については省略させていただきますが、

さあ今日からもう授乳なし!
本当にいいの?
もう戻れないよ…?
いや、戻らないために呑むんだ。
いいのか…
呑んでいいのか?
もう授乳があれば娘の命が救えたとか
そういうことって絶対ない?
(「それは無い。」by夫)
授乳してたら…とか本当にない?
(「ないない!」by夫)
いいのかな…
呑みたい!ってほどでも別にないんだけど…
でも呑めるなら呑みたいしな…
いいんだよな…
もう呑んじゃっていいんだよな…
あーーーーー
もう戻れないけど、いいの。
いいの!
決めたの!
決めたんだからーーー
大丈夫!
うん!呑む!
おめでとうありがとう!呑みまーす!!!
かんぱーい🍻


こんなことを口に出して本当に言って(笑)、
心の声ダダ漏れで私は

約2年ぶりの、
なんなら普通に呑めるのは3年ぶりの、
(妊活中からほとんど飲まないようにしていた)
ビールを一口飲みました。

20歳の誕生日に初めてビールを飲んだ日のように
「にがっ」となり、
へへっとか言いながら味を確かめるかのように
もう一口。


そしたらね、
流れる流れる涙が。

止まらないんですよね。ほんとに。

ポロポロポロポロ涙が溢れてきて、

だんだんポロポロじゃなくなるぐらいに
大号泣しました。

自分の気持ちが自分で上手く表現できない
ということはこれまでも多々
経験してきたのですが、
自分でも本当にわからない
というのは初めての経験でした。

寂しい?
いや、なんか違う…

嬉しい?
これも違う…

娘の成長に感動?
んーーー…

呑めて嬉しい?
絶対違う

嬉しいと寂しいのミックス?
いやー、そういう単純なものじゃなくて…


頭の中で考えても考えても
当てはまるものがなくて、
自分の語彙力の無さなのか、
感情の種類が乏しいのか?
と、わからなくなりました。

最終的に夫と話していて
一番近いなとたどり着いたのはこれです。


背負っていたものがなくなった感じ。
責任というかなんというか何か、

妊活中→妊娠中→出産→育児の1年

母親になるずっと前から、
目に見えない何かを背負っていて、
もちろん今も背負い続けてはいるのだけれど、
ハッキリとお酒という形で一つ、
その背負ってきたものから解放されたような
そんな感じでした。

それは、禁酒を背負ってきた
というわけでは勿論なくて、
上手く説明できないのですが…
一つ、何かが終わった。やり切った?
そんな 感じ です。

その感じた想いが、
涙となってあの夜一気に流れました。

無事に元気に育ってくれていることに
ホッとしている部分もあり、
大きくなった喜びもあり、
そこにはやはり寂しさもあり…

もう授乳中のあの私しか見られない
可愛い顔が見えなくなるんだ
とか、
特別な時間が無くなっちゃう
とか、
私だけを求めてくれてたなぁ…
とか、
大変だったな…
とか、
卒乳するぞと決めていたときに浮かんだ気持ちや
甦った思い出たちの、
「おっぱいバイバイ」だけじゃなくて、

それ以外にそれ以上に
いろいろな想いが溢れた卒乳でした。




お母さんの学校

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