かつお節削りと、ワンチームの話し
日曜日
半沢直樹が、とっても楽しみ。
朝、息子がかつお節を削っていた。
ご飯にのせて、しょうゆを垂らし、いい香りに包まれながら一緒に食べた。
「最近、学校はどうよ?」と聞くと、「クラスは1つのチームだという考えでやっていて、みんなで仲良くしようっていうのはいいんやけど、なんかしんどい時もある。」と言った。
ラグビーで『ONE TEAM』という言葉が流行ったけれど、そこにはチームみんなで向かっていくような目標があった訳で。
じゃあクラスの目標って何なの?とまた聞くと、チームみんなで仲良くしようとか、1人のことばかりを考えるのではなくチームを意識しようとかで、それが目標なんかな?わからない・・・とのことだった。
きっと、わからないから、誰かが授業中におしゃべりをしたとか、ケンカをしたなどが起きた時に、全員で叱られて話し合いになるので、原因となっていない子にとっては、少ししんどくなっていくのかもしれない。
私が6年生の時、隣りのクラスが、1人が悪ふざけをしたり忘れ物をすると、先生が全員のおでこを押していくという罰があり、決して怒られるタイプではない友だちが、押されて後ろへのけぞっている姿を見て、心がとても痛かった。
クラスをまとめるのは、昔も今もどれだけ大変か。色々な工夫をされて指導して下さっている先生には頭が下がる。性格も家庭環境も偏差値も違う子どもたち・・・と考えていると
息子が「みんなで考えるのはいいけれど、それを聞くか聞かないかは、結局それぞれだしなぁ。」と言った。でも私みたいにウーンと考えている様子はなく、ただ目の前のご飯を美味しそうに食べて、おかわりしていた。
娘も息子も帰りがちょっと遅い時は、「クラスで話し合いしてた、疲れた~。」と帰ってくる。
私も、そういう時は聞いてはいたけれど、心の中では(早く帰りたい。)って思っていた。それで直すか直さないかは本人次第だしなぁって・・・息子と同じだ。
こんなことをしたらみんなが迷惑するんだ、みんなで解決の糸口を見つけて励ましたり助け合ったりすることを学ぶということなんだろうけれど・・・学んでくれたらいいな。