左利きにみる昭和とその後
以前も書きましたが0歳の時に右手掌に火傷を負ってから、左利きの人生を突っ走ってきました。
とにかく右利きが当たり前で「普通」の時代でしたから、いろんな人に言われ放題の幼少期から思春期でした。
わたしが言われた言葉をご紹介致します。
・「大丈夫よ、練習すれば右でできるようになるから!」
小学校の時に左でボールを投げていたら、担任の先生から言われま
した。先生は励ましてくれたようです。
・「なんで直さなかったの?」
バイト先のおばさんに普通に不思議がられました。
・「今からでも直るよ」
いろんな人たちから、、、
・「ニッポンの恥!」
実話です。知らないおばさんから、喫茶店で。
とにかく、時代背景もあったとは思いますが左利きは言われ放題でした。
一度だけあまりにもネチネチ言われ「じゃー、左で包丁が持てますか?」と言ってやった事があって、その時言われたことは「右だから必要ない」でした。
ところがですよ!平成の終わり頃からだと思いますが、20代くらいの若い人たちから「左利き、いいですねー、かっこいいい!」と言われるようになったんです。我が耳を疑いました。
わたしには子供が4人おりまして、うち2人が左利きです。自分の経験から左から右の矯正はせず左利きに必要以上に触れず、意識させないように接してきました。たまに義母から「直さないの?」と言われることがありましたが、うまく交わし基本スルーしてきました。
しかし「かっこいい」と言われ驚いてしまい、実際のところ左利きって今どうなの?と思い、娘たちに左利きのことで何か言われるかと尋ねてみると「何が?」と至って不思議そうに聞いてくるではありませんか。母としては戸惑いつつも(良い意味で)、「いや、だから右に直せとか」と言うと「ないよ」「ってかさ、いいなーって言われる」と当たり前のように話してくれました。
なんかもう嬉しくて嬉しくて、
左利きが悪目立ちしない世の中、
いいなあ。
時代は完全に変わりました。
まさか左利きが「かっこいい」と言われる時が来るなんて!
最後まで読んでくださりありがとうございます。(*´∀`)♪
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