【初台】和の素材を使ったスパイスカレーの名店『初台スパイス食堂 和魂印才 たんどーる』
こんにちは。
今回は、初台の『初台スパイス食堂 和魂印才 たんどーる』をご紹介します。
食べログ百名店に2017、2018と2年連続で受賞しているお店です。
東京・沼袋で長年営業していた名店が奇跡のカムバックを果たして、新天地、初台でオープンして話題になりました。
お店がオープンした時には、「あの名店が復活!」との噂が広がったほどです。
初台スパイス食堂 和魂印才 たんどーる
初台駅東口から徒歩で5分。
不動通り商店街の入り口に近いところにあります。
外観はウッディー調で洒落ています。初めての方でも入りやすい店構えです。
この日は、平日の13:30過ぎにお店に到着。
店内に入ると、カウンターが8席ほど。奥にテーブル席があります。
テーブル席は全て埋まっていましたが、カウンターは空いてました。
カウンターの上には、数々の香辛料が瓶に入って置いてあり、スパイスへのこだわりも感じられます。
店内で流れるBGMが、女性アーティストがカバーするビートルズで、昼下がりのランチによく合い、リラックスできます。
週替わりで変わるメニュー
カウンター席の目の前にメニューが置いてあります。
まず、注文するカレーの種類を選びます。
カレー2種盛りのセット ¥1,100〜
カレー3種盛りのセット ¥1,600〜
次に、本日のカレーからお好きなカレーを選びます。選ぶカレーによって、(+¥100)になり、合計額は変動しますので注意してください。
早速、今週のメニューをチェックしてみましょう。本日のカレーが4種類です。
店員さんにオススメを聞いたところ、1.鶏ひき肉とナンコツのキーマカレーが定番で、毎週ある人気のカレーということでした。お好みで、梅干しのせをオススメしているようです。
今回、筆者は、1と3のキーマカレーづくしで注文。
1.鶏ひき肉とナンコツのキーマカレー
3.豚ひき肉とゴボウの山椒キーマカレー
キーマの食べ比べをしてみたいと思います。
日本の食材を重んじるスパイスカレー
まず、最初にセットのサラダがきました。マヨネーズ風味のドレッシングがかかっており、シンプルなサラダです。
その後、ライスがきました。この店の最大の特徴である、和をベースとしているので、ライスも雑穀米です。
いやしかし、雑穀米のスパイスカレーは珍しいですね。たまに、カフェなどで見かけるくらいでしょうか。
ブロッコリー、大根、人参、昆布、卵と日本の素材を中心にした、付け合わせです。どれも素材の味を活かしているので、あっさりとしたシンプルな味付けになっています。優しい味が印象的です。
このお皿だけを見ると、これからカレーを食べるとは思えません。
さて、ようやくカレーの方も揃いました。
手前側の色が薄い方が、1.鶏ひき肉とナンコツのキーマカレー。
キーマカレーなのに、ナンコツを使用しているところが大きな特徴です。ナンコツの食感が印象的で、くせになりそうです。スパイスが効いているので、辛さもありますが、一般的には中辛ぐらいの辛さです。
奥の色が濃い方が、3.豚ひき肉とゴボウの山椒キーマカレー。
ゴボウ本来の素材の味と、スパイスに足された山椒がピリッと口の中に刺激を与えてくれます。ここでも和の食材がスパイスの中からひょっこりと顔を出しています。辛さは、こちらも中辛くらいです。
汗をかくほど辛くはないので、安心して食べられるカレーです。
独自のスパイス、十一味唐辛子とは!?
辛さが足りない方には、特製の辛みスパイスが置いてあります。
七味唐辛子ならぬ、十一味唐辛子です!
これも、この店独自の遊び心が感じられるスパイスです。七味唐辛子に、クミンシード、マスターズシード、フェンネルシード、ブラックペッパーがプラスされています。
和のスパイスに、インドのスパイスが調合されているという、こだわりよう。さすがです。
カレーの最後のほうに、ちょっとかけてみましたが、レッドペッパーなどの辛いスパイスに比べると、そこまでガツンとした辛さではなかったです。辛いのがお好みの方は、量を多めに投入した方が良さげです。
しかし、和のコンセプトをこれでもかというほど貫いているスタイルが、人気店の秘密だなと関心しました。
最後に
数々の有名インド料理店で修行を積んだ店主が、和の新鮮な素材を独特の手法で調理する。
簡単なように見えるが、奥深い味わいがある。
シンプルながらも工夫が施されたカレー。
見た目を味も関心しながら食べた。
ブレない姿勢は強い。ということが証明されているように感じる。
何らかのサービスを作るときには、必ず最初のコンセプトに立ち返る。
何かに悩んだときに、また来ようと思う。
それでは、また。