【コラム】おじさんの転職活動日記
面接官が年下である。
特に若い女子はつらい。対面した時点で合格する気がしない。
終始、生産性のない受け応えをする。
面接官としてマニュアルに沿って進めるのだから、
仕方がないのだろうが、容赦無く屈託のない質問を浴びせられる。
何をどう答えたところで、受かるはずもなく、ただただ虚しさを感じてしまう。ああ〜、もうだめだ。この瞬間全て負けである。
人は見た目が9割。残りの1割で巻き返せるはずがないと思う。
心にも思ってないことを言える性分なら、とっくのとうになんとかなっているだろう。
もはや、おじさんに目標や将来の夢を聞くのは法律で禁止するべきだろう。
正直なことを答えると、そこにあるのは死への危機感のみである。
これは面接としてではなく、会話を楽しむ場として方向転換をするしかない。一種のプレイだと思い込むしかない。
おじさんは常に孤独である。