今週の瞬殺飯(2023.1/30-2/3)
なんだか苦しい週だった。
おいおいまじかよふっざけんなよ、とつい誰かのせいにしたくなる。苦境をご機嫌にやり過ごせる人格は未だ備わっておらず、誰かのせいにした後で、胸に残るのは猛烈な自己嫌悪だ。淡々と手を動かせる自分になりたいけれど、実態はどうも幼稚で困る。大人になりたいよう。
子ども達に、「あーあ、ママ大丈夫かなぁ」とぐったりしながら投げかけると、息子からは「やればできる!やらないとできない!」、娘からは「え!知らん!」と返ってきた。そうだよね。知らんけどやるしかないわ。
明日、夫が出張から帰ってきて、その手には阿闍梨餅がある。そのイメージだけで精神を保っています。
今週の瞬殺飯をどうぞ。
*月曜日
・いわしの梅煮
・肉じゃが
・揚げ出し豆腐
・キムチかき卵スープ
・ごはん
日曜日の夜、電鍋でいわしの梅煮をつくる。
これは瞬殺飯の投稿を再開した成果である。書いてなかったらぜったい作ってない。めんどいし、子ども達食べるかわからないし。でも、なんかよくない?いわしの梅煮つくる自分。
本来、月曜日は夫担当だけど、今週は訳あって私の担当。ライバル心もあり、気合いが入る。調子に乗って肉じゃがも作り、日曜日のうちに月曜日の勝利を手中に入れた。甘辛くコテッと煮絡めた肉じゃがのかわいいこと!前夜に晩ごはんを作るメリットは、酒が飲めることだ。飲みながらつくるごはんは結構楽しい。
夕方は、市販の揚げ出し豆腐を温めて、キムチ入りのかき卵スープを作っただけ。もうお気づきでしょう。月曜日が今週のピークです。(そして娘はいわしを一口も食べず!)
*火曜日
・チーズ入りハンバーグ
・じゃがいもガレット
・ポトフ
・ガーリックライス
co-opの冷凍ハンバーグを解凍して、中央にチーズを詰め込み、丸めなおして焼いた瞬殺ハンバーグ。手が触れたので、手作りです。哀しいくらい歓声があがり、ハンバーグはやはり強い。
あとのおかずは、お昼休みに準備したポトフと、ののじのサラダおろしで瞬殺したじゃがいもガレット、ガーリックライスをお子様ランチみたいにのせてワンプレートにした。ほんとはツナサラダをつくるつもりだったけど、スープに色々入ってるからもういっか、と断念。ポトフのベーコンを厚切りにした上、余っていたソーセージも放り込んだので、ごちそう感があって良かった。満足感は、手間ひまと比例するのではない。肉の量と比例するのだ。
*水曜日
・焼き餃子
・豚もやし炒め
・キャベツ塩昆布和え
・ポトフの残り
・ごはん
夫の日。焼き餃子は冷凍を焼いていた。焼き目がうすーくてちょっとアレだったけど、今時の冷凍餃子はやすくておいしい。娘が「ママが作ったやつのがおいしい!!」とちょっと怒り気味に言ってくれるのも良い。癒える。
豚もやしの匂いにつられてビールをプシュッと開けて、楽しみにしていたサウナはやめちゃった。今日こそ!と思っていたのにな。外が寒すぎて、家を出るハードルが高い。前日の残りのポトフは、自分の分だけ瓶詰めのザワークラウトを足して温めたら大好きな味だった。
*木曜日
・お好み焼き
・蓮根と豚の炒め物
夕方から猛烈にタスクが重なって退勤できない。
別に明日でいい気もするけれど、一回見たら処理しないと気が済まないタイプなので無理だ。気になって夢に見てしまう。
途中で離席して、晩ごはんを急いで作る。「ごめん!ダッシュで作るから、先に食べてて!」と声をかけると「はーい」と文句も言われない。本当は、子ども達だけでごはん食べてもらうのはすごく嫌だ。おしゃべりしながら一緒に食べたい。仕事を残そうが、やり切ろうが、どちらにしても自分が嫌になる。
そんなぐだぐたな日でも、お好み焼きの焼き方は完璧だった。生地を入れて豚を乗せて3分、ひっくり返してから蓋して少し火を弱めて5分、蓋を開けて火を強めて2分、豚がカリカリ、中がもっちりふわふわでとても良い。ソースとマヨネーズの匂いにクラクラする。隙間時間で蓮根と豚も炒める。
子ども達にハイどうぞ!と言ってから仕事場へ戻り、やり残したことを終えて階下に戻ったら、お皿には一切(ひとかけらも!)残っていなくて笑った。ふたりでは食べきれないくらい作ったはずだけど。たくさん食べてくれて嬉しい気持ちと、仕事を優先した後悔を胸に、冷凍ごはんをチンして食べた。帰宅が遅い夫の取り置きには箸をつけなかった私に、どうか幸あれ。
*金曜日
・ロティサリーチキン
・ホットドッグ
・塩やきそば
・味噌汁
字面にすると凄まじいメニュー。今日は夫が出張でおらず、実家へ突撃。日中コストコへ行った母親に、マフィンとロティサリーチキンをお願いしていた。
どうせ取りに行くなら、晩ごはん食べてっていい?と聞くと、いいよ~と返ってきて、母が急いで焼きそばを作り、お味噌汁も作り、そこにコストコのロティサリーチキンとホットドッグがコラボしたというわけ。実家で食べるごはんはいつも通り異様においしく、あほみたいに量が多い。腹がはちきれるかと思った。
よく考えたら節分だったので、母が部屋中にお菓子を隠してくれて(なぜかうちは幼少期から暗闇に個包装のお菓子を撒くのが豆まき)子ども達がきゃあきゃあ言いながらそれを探した。腹を抱えて笑い倒れる人たちを見ていたら、私の心の中の鬼も、心なしかどこかに行ったように思う。
***
帰宅後、家にあるボール紙や段ボールで、鬼の面を作った。我が家の節分は、明日。「4人全員鬼」というバトルスタイルを予定している。
来週はもう少し暖かくなるといいな。
今週もおつかれさま。
*追記
夫、阿闍梨餅を買わずに帰宅
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