![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/166318063/rectangle_large_type_2_f045bde07fbdad7a114b68322109aac8.png?width=1200)
引退したら、指導者になる。
どうも、高校生ぶりの秋田生活で寒さにやられている金久保です。
まさか、もう一度秋田県に住むことになるとは夢にも思っていませんでしたが、人生何があるかわからないなぁ、と常々感じます。
今シーズンは秋田ノーザンハピネッツに練習生として受け入れていただきました。昨シーズン終了後、どのチームからもオファーはなく、引退の文字も頭の中でよぎっていたのも事実です。ですが、そもそもなぜ、自分がこのB.LEAGUEの世界に進もうと思ったのか、原点に立ち返って考えた時。このまま引退してしまったら、当時この世界で挑戦しよう。と決断した自分自身を否定することになってしまうなと。だったら、チャレンジできるチャンスがあるなら、飛び込まない選択肢はないなと思い、秋田に行くことにしました。この辺りの詳しい話は、また機会があればnoteで書かせてもらえたらと思います。
今回このnoteを書こうと思った訳
高校生くらいの頃から、選手を引退したら指導者になろう。と心の中で決めていた。ただそれは漠然としたものだったけれど、最近はより現実的に考えるようになった。(そもそもなぜ指導者になりたいのか。については次回書かせていただければと思います)
きっかけは先日、高校時代の先生に会いに行ってきた事でした。高校時代の恩師は2人いて、2年生までは佐藤信長先生、3年生は栄田直宏先生が今の僕を形成してくれました。今回は栄田先生に会いに行きました。先生と会ったのは高校卒業後以来だったので約10年ぶりくらいになります。会えて嬉しかったし、髪型から体格、考え方や話し方、当時から何にも変わっていないことが何よりも嬉しかった。募る話もさることながら先生が急に、『翔のことだから選手を引退したら指導者にでもなるんだろ?』と。高校生だった当時、僕が先生に将来は指導者になりたい。と話した記憶は僕の中ではないし(忘れているだけかもしれないけれど)、完全に見透かされている気がした。
高校生の頃、当たり前のことを当たり前に行うことの大切さと、試合前になると、『最悪の状況を想定して何事も取り組み、準備しなさい』と先生は話してくれた。僕が今でもトイレのサンダルを並べる理由がここにある。当時、僕らの最悪の状況は、試合に負けることでした。全国優勝をしなければ勝ったと言えない時代だったので、どんな試合にも負けてはいけなかった。だからこそ、負けるとしても、負け方があるとも話してくれた。最悪の状況を想定して、できる限りの準備をし尽くして負けてしまったのなら、次に繋がると。
じゃあ、今の僕に置き換えて、最悪の状況は。
選手契約を勝ち取ることができずに、現役を引退。
しかも、引退後の事を具体的に考えておらず、指導者としての働き口もなく、働き場所すらもなくなる状態。
これが今僕が考える最悪のシナリオかなと思います。
では、今自分にできる最高の準備とは。と考えた時に、まずは、現役を引退したら指導者になる。僕にはこういった想いがあるということを、このSNSを通じて発信し、1人でも多くの人に知ってもらうこと。これが指導者を目指す上で、はじめの一歩としては大切な事なのかなと思いました。そうすることで、引退後に指導者として第二の人生をスムーズにスタートすることができるんじゃないかなと。
これが今回このnoteを書こうと思った理由です。
前提として
勘違いしてほしくない事が一つだけ。今は選手契約を勝ち取るこに全注力を注いでいます。寿命が半分になってもいいから、選手としてもう一度プレイしたい。とも思います。そんな後先のことを考えているようじゃ、B1の選手なんかになれる訳ない。と思う方もいるでしょうし、僕もそう思ってしまう時も正直あります。でも、その中でも、やれる事はたくさんあります。今はハピネッツのバスケットスクールも手伝わさせて頂いていて、これも将来指導者をする上で、育成年代ではどういった教え方や伝え方、接し方、練習方法をしたら良いのか、とても勉強になります。これも、僕からすると、指導者をするための大事な準備の一つだと思います。
最後に
数年前までは、先のことを考えるくらいなら練習しよう。休みなんていらない。そんなマインドで、常にギラギラしていたような気がします。最近はそういったギラギラは少なくなってきたなぁと感じます。それが、いいことなのか悪いことなのかわかりませんが。
ただ、今は選手契約を勝ち取るために毎日必死に生きていると同時に、いつか必ず訪れる引退後のことも、真剣に考えるようになりました。
27歳という年齢ももう若くはないですし、引退してからの人生の方が遥かに長いので。
何度も言いますが、今僕が一番やりたいことは、選手としてもう一度Bリーグでプレイすること。これは何があっても変わりません。
ですがそれと同時に、指導者になるための準備も、真剣に取り組んでいきたいと思います。
いいなと思ったら応援しよう!
![金久保翔 / KAKERU KANAKUBO](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/168874627/profile_ef4855943cbe491924147e5fd1087796.png?width=600&crop=1:1,smart)