憧れの事
憧れって良い言葉だなと思う。その人みたいになりたいってモチベーションは自分を高めてくれる。そっくり物真似するんじゃなく精神性の話。
自分を持つってのは大切な事だけど、それは裏を返せば幾らでも怠惰になれるって事だと思う。そもそも、自分自身が大した事無いくせにオリジナルだ何だと言うのは厚顔無恥でしか無い。先ずはなりたい自分を見つけて、そこに近づく努力ってのは必要だよね。
で、そのなりたい自分てのは何だろ?って考えた時に、この人みたいになりたい!と思える存在ってのが憧れなんだと思う。
俺自身、憧れの存在ってのはいる。こういう考え方が凄いなとかこういう生き方がしたいなとか。それこそ、こんな曲を作りたいとか、こういう風に歌いたいとかさ。
自分の場合はCHAGE&ASKAのASKAが憧れなんだと思う。古今東西、色んなミュージシャン聴いてきたけどそういう風に思う人ってこの人くらいだ。
クスリで捕まったのは本当ダサかったけど、彼の歌唱力や楽曲のセンス、ライブパフォーマンス、ユーモア、本当凄いなと思ってる。初めて好きになったミュージシャンてのもあるけど。
ただ、そっから20年以上経ってもやっぱ破格の才能だと思う。自分が曲を作り始めてより一層尊敬の念が強まった。作品に妥協が見えないのにしっかり結果を出して、尚且つクオリティの高さも保ってる。誰も追いつけない。少なくとも国内では。違うベクトルで尊敬するミュージシャンは他にもいるし、やりたい音楽もあるけど、憧れって言われるとやっぱりASKAだと思う。
俺が知った時にはもう世間的な全盛期は過ぎてたし、周りも聴いてる人いなかったけどね。ただ、売上は下がってもずっと凄まじいライブと高水準の楽曲を作り続けてる。
最早還暦超えてるのに、どんどん新しい事をし続けてるし。
守りに入らないとこが、とてもロックだなと思ってる。
憧れ。
多分、死ぬまでそうだと思う。