お告げなんじゃないか旅 - 弾丸日本 -

プノンペンから香港を経由して羽田に到着した昨夜。ほんの6日間ほどの日本滞在に来ました。カンボジアはクメール正月、うっかりまる1週間お休みがとれたもので、日本を往復することにしたのです。

あちらに振られこちらに振られ

アフターコロ助の2023年に行くことを目標にしていたのがニュージーランド。26歳から27歳にかけて住んでいたことがあって、当時のホストファミリーはそれ以後もわたしを家族だと言ってくれるお優しいお方たち。最後に会ってから10年くらい経ってしまったのでそろそろ会いに行こう！　と、お休みが取れると知ってすぐに連絡をしました。ところ、「ああ、ちょうどその日程でオーストラリアに遊びに行くんだよね〜、かぶったね」ということに。残念。じゃあ、コロ助が終わったらまた会おうと約束していたマレーシアに住んでいる保育園時代からの友人に会いに行こうと柔軟にスイッチを変え、連絡しました。ところ、「ああ、ちょうどラマダンだわ。一緒に食事したいけど深夜しかダメだわ〜」ということに。彼女は今ムスリムなので、ラマダンは大事。残念。せっかくの連休、プノンペンにいてもつまんないしな〜。・・・ってとこで、はてよ、ある一通のLINEを思い出したのです。

おかっぱファインプレー

2年間所属していたオンラインの学校エリー学園の同期で、画面上でしか会ったことないけど、仲間宣言をお互いにしているLA在住の友人が、4月に3週間くらい日本に帰るというメッセージをくれていたことを思い出した、わたし。連絡してみたところ、わたしが日本に行くなら予定を空けるなんてことを言ってくれたものだから、日本行き即決！　おかっぱファインプレー。LAの友人に会いにプノンペンから日本に行くぜ的な連絡をエリー学園の仲間たちにしたところ、え、え、わたしも行きたい〜的な面々が続々と登場し、長野から、熊本から、千葉から、埼玉から神奈川から東京に集結することになったのです。

クメール正月に女神たち降臨

4月14日の18時にみんなで会えることになったんだけど、奇しくもその日はクメール正月の元旦です。しかも、今年の年明けはカンボジア時間の午後4時。これって日本時間だと午後6時じゃん。クメール正月では、新年を迎える瞬間に今年の天女が降りてくるのですが、わたしの今年の正月は、その瞬間、（少々みんな妙齢ですが）女神たちが降臨するのです。ニュージーランドに振られたのも、マレーシアに振られたのも、このためだった、神のお告げだった、という気持ちになっているのでした。ふふふ、楽しみ。

空港の未来化

スターアライアンスでマイルを貯めているわたしは、日本往復する際は、いつもはタイ航空かシンガポール航空を使うのですが、今回は思い立ったら弾丸旅だったもので、いつもの空路が満席で取れませんでした。マイルは貯まらないけど、ま、いっか的に香港経由のキャセイパシフィック航空にしたのですが、時代の変遷を体感しました。キャセイに最後に乗ったのは、2017年か2018年かそこいらだと思います。トランジットが1時間しかなく、航空機から降りてバス移動だったりして、乗り換え便の搭乗口に着くのがギリギリだったという思い出があって、今回も気持ちが焦っていました。幸い荷物が少なくリュックひとつというバックパッカーのような移動だったので、ロストバッゲージの心配はなかったのですが。わたしの懸念のすべてが裏切られる結果に。
香港のトランジットは自動化・快適化されていて、パスポートをスキャンして航空券をスキャンしてスルッと次の搭乗口へ。ターミナルは搭乗口の番号も看板までおっしゃれーでセンスフル。搭乗口では、チケットの半券もぎりなんてものはなく、なんとチケットを提示せずに顔認証で機内へ。あ、トランジットのスキャンで顔も撮られていたのか！　香港空港には未来が来ていました。その後羽田に到着し、未だ人材を投入して要所要所に立たせている様子に、日本は大丈夫かなぁと思ったのでした。それから、顔が大事な世の中到来。