18歳だった。
10日間だけ、日本に来ました。2月に東京で仕事があるのでこの時期に出張させてもらっているのですが、年に一度、プノンペンではなかなか受診の機会がない専門医に検診を受けるということもここに詰め込みます。
咳の女誕生
「あなたさ、生まれたときから免疫高いでしょう?」と、笑い話のように友人に言われたのですが、わたしはあまり風邪をひかない人間です(バカとなんとかかも)。ところが11月末に夏服でニュージーランドに行ってまんまと風邪をひいて帰ってきてしまいました。幸い最悪でもなく、でもよくもなく結構長引きまして。なんとか風邪が去ってからが本当の大変。わたしは”The咳の女”と化してしまったのです。横になると咳き込んで夜眠れないレベル。仕事中しゃべってんのか咳き込んでんのかわからない状態になったり。これ、数年前にも経験した、咳喘息なんじゃないだろうかと心配になりまして、プノンペンの日本人のお医者さんに診てもらったところ、やっぱりそう。
専門医ツアー
突発的な咳き込みに怯えながら日本出張に行くことになったので、今回の専門医ツアー(プノンペンで受ける一般検診に入っていないものを診てもらう個人的なツアー:1日で終わる)の婦人科と眼科に、呼吸器内科もプラスしました。東京に住んでいたときに何度かかかったことのある吉祥寺の呼吸器内科に行くと、肺のレントゲンの他に肺機能検査というものを受診することになりました。そういえばこの先生、東京マラソンに何年も連続走っちゃうような、自らが高機能呼吸器のモデルのような方。詳しく詳しく調べてくれて、4年前、肺年齢が24歳という診断を受けて浮かれポンチになった記憶があります。肺機能検査とは、シンクロナイズとスイミング(今はそう呼ばない)のように鼻を洗濯バサミでつままれ、ホースのようなものをくわえて、息を吸って吐いて吸って吐いて大きく吸ってがふ〜〜というなかなか難儀な検査。
若返る肺
ははぁ、そういうことでこのタイトルか、と思ったあなたはお察しがよい。2024年1月末のわたしの肺年齢はなんと18歳だったのです。看護師さんが、実年齢よりこんなにマイナスな人はこれまでに見たことがない! とわたしの肺をとにかくほめるものだから、他の看護師さんからも拍手されたりして4年前よりさらに有頂天になりました。いくつになっても「若い」と言われることはうれしいもので。それが、たとえ表からは見えない臓器ひとつの話であっても、うれしいものはうれしい。4年前より6歳も若いんだから。
たぶんアレのおかげ
肺機能検査をする前から、肺活量にはちょっと自信があったんです。合唱やってるから? とも思いますが、わたしの発声など素人の遠吠え状態。考えられるのは、アレです。ロングブレスダイエット〜。三木良介さんがやっていた、あのがふ〜〜です。これに出会ったのは10年くらい(もっと?)前だと思うのですが、はじめてやってみたとき息をするだけでうっすら汗までかくことに驚いて、続けているんですよね、地味に。だから、わたしの肺機能を支えているのは、三木良介さんなんですわ、きっと。ありがとう、がふ〜〜。あ、別に医学的に実証されたものでもなんでもないし、じつのところは不明ですが。そう信じています。
ほぼ運動をしていない暮らしをしているので、これしか考えられないというだけの話。でも、息をするだけでエクササイズになるならそれに越したことはないですよね。人間は息を吸って吐いて生きているので、吸うことや吐くことに意識を少し向けるのも生きてるって感じがしていいのかなぁ、と思った18歳のわたしでした(肺がね)。