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コピー&ペーストのひとり引っ越し作業

アパートが更新の時期だったので、土曜日午後に引っ越しをしました。同じアパートの同じ階の別の部屋へ。

自称”プノンペンで一番狭い部屋に住む日本人”

2年前にいま住んでいるアパートに引っ越してきました。初めて内覧したときの第一印象は、「せんまっ!!!」。それ以来、自称”プノンペンで一番狭い部屋に住む日本人”をネタにして暮らしています。なぜ、そんな狭い部屋を選んだかというと、2つ理由があります。ひとつは、モノを増やしたくないから。部屋に余裕があったり十分な収納があると、ついついモノが増えがちです。それがいやで、日本では、「収納のない部屋に住む」という強硬手段をとったことがあります。あれは流石にきつかった・・・。とまぁとにかく、モノを持たない暮らしを目指しておるのです。もうひとつは、単純に、デザインが素敵だったから。

西から東へ10メートルくらい

旧部屋は、西向きでした。2年前はそこしか空いていなかったので。床から天井まで窓ガラスという明るいデザインは素敵なのですが、午後になると、東南アジアのぎらんぎらんした西日が、これでもか! と差し込んでくるのです。平日は不在にしているけれど、土日の午後に部屋にいようものなら、干物になります。干物女になりたくないので、更新のタイミングに「東向きの部屋は空いておらんもんかのぉ」と聞いてみたところ、「あるよ」とのことだったので、引っ越すことにしました。移動距離は、斜め東へ10メートルくらいでしょうか。これならば、台車を借りてひとりで十分だな、ということで、月末の11月30日の午後に決行!

コピー&ペーストの作業

部屋が西向きから東向きになったので、いろいろなものが左右反対になりました。以前は玄関ドアを開けて左にあったキッチンが、今度は右。右にあったバスルームが左。間取りも家具もほぼ一緒。なので、引っ越し作業方法としては、空の段ボール箱ふたつを台車に乗せて、旧部屋のモノを詰め込み、新部屋の同じところに収納して、空になったら旧部屋に戻って詰め込むというのを繰り返すだけ。「どこに何をしまおうかしらん?」と考える新居への引っ越しの楽しさは、ゼロ。単に、コピー&ペーストを繰り返すのです。台車を15往復くらい、3時間半かかって、このコピー&ペースト作業は完了。無事に住めるようになりました。日の光以外は、変わり映えのしない引っ越しです。

この単純な作業が地味に効いたのか、その夜熱を出しました。張り切り熱でしょうか。そして、いろいろなものが左右反対になったので、日本車から外車に乗り換えたときのようにウィンカーを出そうとしてワイパーを動かしたり、そういう誤作動がまだ部屋のなかで生じています。


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