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思っているより時間はすぐに経過する、よし、旅だ!

今年の水祭りのお休みに行こうと思っているところがあって。それはニュージーランドなのですが、わたしが26歳から27歳にかけて住んでいたところです。

わたしのインターンシップ

就職して3年働いたところで、ある日、電車の中吊りに心を奪われたのです。「世界で日本を教えよう」そんな感じの文言だったと思います。それで、ニュージーランドに派遣されることになったのですが、そのあたりは以前こちらに詳しく書きましたので割愛します。インターンシップとして、ニュージーランドの小学校で働いていたことがあって、ニュージーランドという国をこよなく好んでしまったのです、英語もできなかったのに。基本的には「外国人のいない場所」というコンセプトだったので田舎暮らしをしていたのですが、いくつか滞在した中でも、3ヶ月ほどいた酪農家の家族と意気投合しました。帰国してからも、3回ほど日本から遊びに行きましたが、最後に訪ねたのは、2012年だったか2013年だったか、ホストファミリーの長女の結婚式に参列してきました。

出会いと別れ

現代はSNSという便利なものがあるので、ホストファミリー情報はつねにキャッチアップできます。わたしが滞在していた当時9歳だった末っ子が、今や3人の子どものお母さんになったなんてことに驚いて、そろそろまた訪ねたいなぁと思っていたところで、パンデミック。ニュージーランド(というか世界)が遠のいてしまいました。行けない間に、むかしとてもよくしてくれたかわいいおじいちゃんが天国に行ってしまったと聞きました。考えてみたら当時からおじいちゃんだったんだから、そりゃもう天国に行っちゃっても仕方ない年になりますね。だってわたしも老眼なんだから。

22年だった!

カウントしてみました。わたしが滞在していたときから何年たったのか。911のショッキングなニュースがあった年だったと記憶しています。22年でした、22年といえば、赤ん坊だった人が大学を卒業するという年月です。気持ち的にはつい数年前なのですが、時間というのは思ったより早く経過するもので、それは加齢とともに年々加速していくのです。だから、決めたのです、今年、ニュージーランドに行こう! うかうかしていたら30年とか50年とか経ってしまうぞ、と思ったので。

何十時間かかったって

カンボジアのプノンペンとニュージーランドのオークランド間の往復航空券をいま探しているところです。日本からだとそんなに苦労しないのだけど、カンボジアからだとなかなか大変。乗り継ぎ1回だとべらぼうに値段が高いし、乗り継ぎ2回以上だと何十時間もかかるし。航空券問題は解決していませんが、ここはもう、何十時間かかったって絶対行きます。だって、22年だもん。22年と比べたら、30時間とか屁でしょう? そしてまだ航空券も買えてないのに、ホストファミリーのおとうさんに連絡をしました。「11月●日に行きます〜」と。するとすぐに返信が来てこう書いてありました。「スケジュールしておいた。それから、すでにベッドメイキングもしたから、いつでもいいよ! Your room is always ready.」と。相変わらずのユーモアファミリーだわ。

会いたい人がいたり、見たい場所があったら、絶対行った方がいい、というのがわたしの持論です。だって、思っているより時間はすぐに経過するんだから。旅に出よう! 遠くても、近くても。


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