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今週のトレード方針:ベースラインとリスクシナリオ

今週のイベント

  • 26日(月):英バンクホリデー、17:00ドイツIFO、21:30米耐久財受注

  • 27日(火):21:55米レッドブック、23:00米消費者信頼感

  • 28日(水):15:00ドイツ消費者信頼感、米アトランタ連銀総裁講演

  • 29日(木):21:00ドイツインフレ率、21:30米GDP、米アトランタ連銀総裁経済見通し、ECBメンバー講演

  • 30日(金):14:00日本消費者信頼感、15:45フランスインフレ率、18:00EU・イタリアインフレ率、21:00インドインフレ率、21:30米コアPC E、カナダGDP、米個人所得・支出

今週の材料

  • 米利下げ

    • 先週金曜日ジャクソンホールでパウエル議長は、9月FOMC(9/17・18)の利下げを明言。ポイントは25bpカットか、50bpカットになるか。今週の米指標は月曜の耐久財受注、火曜の消費者信頼感、金曜のPCE・個人所得・個人支出などで、弱いデータの場合50bpカット予測が高まりドル売り加速の可能性がある一方、強いデータが出ると50bpカット予測が弱まりドル売りがひと段落もしくは一度買い戻される可能性がある。

  • 米大統領選挙

  • 地政学

    • 中東情勢が緊迫。日曜にヒズボラがイスラエルへ報復。イスラエルは先制攻撃。NY原油は時間外取引で上昇。週初のアジアオープンは円高ドル安、ゴールド上昇で反応しリスク回避の流れ。

    • ウクライナ・ロシア

今週のベースラインとリスクシナリオ

  • 夏休みから戻る市場参加者も多く、ベースラインの大きな流れとしては、先週に引き続き、ドル安の流れでOFMCに向けて動いていく想定。今週の消費関連指数や来週の雇用統計などFOMCに向けてデータを一つ一つ確認していく。現状は25bpカットが大勢ながら50bpカットへの警戒感も相応に強くどちらサイドも睨んだ状況。良い統計が出た場合は、9月25bpカットだが年内利下げ幅がどこまで進むかも見つつ、一旦ドル安を戻す調整も想定される(アップサイドリスク)。逆に悪い統計は9月50bpカット予想が高まりつつドル安が一層進むダウンサイドリスクもあり。

  • ゴールドは地政学・金利低下情勢を受けて強気。

  • 株式・EMなどのリスクアセットは、統計次第。50bpカットの見通しが強まる時は景気後退懸念の高まりであるため予想以上の悪い統計が出てセルオフやリスク回避の流れとなるリスクシナリオが発生するし、良い統計が出ればソフトランディングをサポートしリスクテイクがより進んでいくアップサイドのリスクシナリオとなる。

  • 経済はソフトランディング想定がベースラインをサポート。ただし、アップサイド・ダウンサイドどちらもリスクは増大しており、ベースラインの不安定度は高い。


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