バレンタインの苦い思い出
大学1年生のおかぴーです。初投稿ですが、書きたいことを意の向くまま書いていこうと思います。
幼稚園の頃、仲の良かった女の子がいた。恥ずかしがり屋で口数も多くなかった。彼女は幼稚園の頃から小学校を卒業するまで毎年手作りのチョコレートをくれる熱い子だった。紛れも無い本命チョコだったが、普段の引っ込み思案な印象からは意外すぎる。
小学校では彼女の好意を知った女子たちがさんざん僕をはやしたてた。恋愛とは何か知らず、周りの騒がしさにも嫌気がさした初心な僕は結局彼女を拒絶し続けた。
本人の目の前で嫌いだと言い捨てたこともあっただろう。中学校も同じだったが小学校6年の2月14日に会って以来、話した覚えはない。
あれほど情熱があって強い子はこの世にいるのだろうか、と思うほどたくさんのチョコレートと思いを届けてくれたのに、僕は何一つ恩返しができなかったことを今更ながら申し訳なく思ってやまない。
いつか再会したらその時は、とにかく感謝を伝えたい。ただの罪滅ぼしにならないように。
好きな人ができたらその時は、彼女のように行動で気持ちを示せる者でありたい。