【今日のちょっとよかったニュース2022年3月1日】米国の非営利団体がシカゴの公立高校の子どもたちの卒業後の学費をまるっと支援
ちょっといいニュースどころじゃなくてかなりうらやましいニュースなんだけど、日本以上に教育格差が問題になっているアメリカで、非営利団体HOPE Chicagoがシカゴの公立校5校の生徒たちの卒業後の進学先の学費を支援するプログラムを開始しました。
学費だけじゃなくて、寮費や本代、税金まで!諸々カバーしてくれる上に、パソコンのプレゼント、メンタリングや各種ワークショップを受けられる機会も。
まるであしながおじさんの物語だけど、これが4000人もの生徒(プラス保護者への支援も!)が対象になってるって、ものすごいスケールです。
対象となった5校の生徒4000人のうち、90%が有色人種で、80%が低収入世帯。また、卒業後63%が大学など高等教育の過程に進学するものの、その後学位を取得できるのは23%の学生だけで、多くの学生がさまざまな理由でドロップアウトしてしまっているようです。
HOPE Chicagoはこういったデータをもとに、この5校を最初の支援対象として決定。今後対象校を増やしていく計画のようです。
重ね重ね羨ましい話だけど、貧困の連鎖や教育格差を断ち切るためには、このくらいの力技が必要になってくるのかもしれません。サポートを受けた子供達が、大きな幸せを掴んでくれると良いな。