「うちの猫の胆管炎。治療と投薬物語」その1
ご無沙汰しています。ひたすらに漫画を描き、データを作りの日々でした。
コロナでどこにも行けないのですが、一層引きこもって仕事しなくちゃ諸々の締め切りに間に合わないので、凍りつくような寒い冬を猫のオカンと共に過ごす毎日でしたよ。
そんなオカンが病気になりました。オカンはうちに来て6年目、推定7歳の猫です。シニアになったけど大病もせずのんびりした暮らしをしてました。
そんなオカンに友達がクリスマスプレゼントに美味しいウェットフードをくれて、どうも今まで食べた中で最高に美味しかったらしく、その日の朝までまっしぐらに駆け寄って食べてたご飯をものの見事にシカトするようになりました!
「ああそう、そういう態度なのw こないだのあれが食べたい訳ですね。 でも駄目。あんた胆石が一度できかけて以来ロイカナペッツプラン(下部尿路に配慮したフィーメール用)以外食べさせちゃダメってお医者さんからも言われてるんだからね。クリスマスは特別ディナーだったの」
クールに突き放す私。
でも実際はドライだけでは食いつきが悪かったり、脱毛したりした際は美味しいウェットもあげていました。おやつも鰹節とかひらひら大きなやつ。
オカンと私の根比べが始まり、1日、2日、3日たってもいつもの3分の一も食べない!!こんなに卑しいやつとは思わなかった…。
さすがにこれはまずい。
ちゅ~るは食べるけど、これしか食べなくなるも困るので、コンビニで「いなば 金の出汁カップ」「ciaoささみとほたて」「わがまま猫」「黒王」の缶詰を買って与えた所シャシャーーッ!と廊下の向こうから駆け寄ってがつがつ食べてるんでほっとして、(とりあえず食べるものだけでも食べさせておこう)と思いました。食べないよりずっといいし。一般食やおやつだけではなく、総合栄養食のドライも食べてほしかったので、猫友漫画家先生が教えてくれた「昼素サイエンスダイエット」をあげたらこれも目の色変えて食べてるー!!以前のは相変わらず食べないけど、まあ6年近く同じもの食べてたんだし、飽きたんだろう。そのうちまた食べるようになるだろう、そう思うことにして一安心。
でも、それは序章に過ぎなかったのでした。
(また、食べなくなった・・・・)
昨日まで大喜びで食べてたものを、ぴたっと食べなくなりました。
食べないのでウンモも出しません。
一番好きなスープ仕立ての物を器に開けてあげても、走ってくるけどスープしか飲まない。具は全部残す。
昼にいったん下げて、器の中身を全部流しに捨てるのは胸が痛みました。フードになって貰った生き物たち、飢えて居場所のない野良猫たちに申し訳なく…。
でもなによりオカンの体が心配でした。「これから何を食べさせればいいんだろう?何も食べなかったら、どんどん痩せていって、死んでしまうかもしれないのに」
猫は偏食の激しい生き物で、食べないこともあると聞いてはいたけど、
飢えているのに、それは間違いないのに、どうしてたべないの。
猫ハンストが始まって半月ばかり経とうとした頃、オカンをふと抱っこしたらもっちりどっしりしていた体が羽のように軽い!それに腰のくびれが凄くなってきて、ぎょっとしてしまいました。
1カ月前タニタの体重計が壊れちゃって計れないけど、抱っこした感じ300gは痩せている。ほんの半月足らずで。
心配になり、野良の頃オカンを保護して譲渡してくれた保護団体の人に相談して、歯や歯茎が悪いとか、口内炎とかで食べなくなったりするし、急性肝炎などもあるし、病院に出来るだけ早く連れて行ったほうが良いと話がまとまり、翌日朝一番に動物病院に行きました。
オカンを触診し、外見も合わせはぱっと見異常はないけど血液検査もしましょうということになり、20分ほど不安の中でロビーでオカンを入れたリュックとくっついて結果を待ちました。