そうそう、これこれ!
仕事をする上で、お店や会社を作る上で、持つべき視点
「そうそう、これこれ!」
これを作れる人、お店、会社は強いと思います。
キーエンスという会社出身の田尻さんという方の『付加価値の作り方』という本に、いかに潜在ニーズを探れるかというのが、付加価値を作る上で大事だって書いてありました。
例えば、テレビが欲しい、そのテレビには録画機能が欲しい、などのニーズがあると思います。
だけど、録画機能が欲しくない人にとっては、録画機能を売り出しているテレビは売れません。
もしかしたら、録画じゃなくて、ネットフリックスで見たいという人がいるかもしれません。
そしたら、ネットフリックスにすぐ接続できるテレビの方がその人のニーズに合っていますよね。
わかりやすく、「〜が欲しい」とわかっている状態(テレビであれば年間の総販売台数が、世の中のテレビに対するニーズです)と、じゃあその中で消費者が求めているテレビの機能、性能がわからない状態とがあると思います。
前者を顕在ニーズ、後者を潜在ニーズと呼びます。
この、潜在ニーズをどう探れるか、そのためのキーワードが、「そうそうこれこれ!」です。
「そうそう!これこれ!」
人がそう思うようなお店、商品、サービスを生み出せれば、顧客のニーズを満たすということであり、それにより、選ばれる店、人、サービスということに繋がります。
だから、店を出すだけで儲かる時代、物を作るだけで儲かる時代は終わったよ、というのは、要は顕在ニーズの時代は終わって、今は潜在ニーズを満たす時代だということなんですね。
お客様にとっての、「そうそうこれこれ!」はどこにあるのか?
それを、日々現場に立つ中で、たくさん探ってみようと思います。
お客様の表情、リアクションに、そのヒントがたくさんあります!
「そうそうこれこれ!」わかる瞬間って、必ずあると思います。
ドリンクが空いた時、「ちょうど呼ぼうと思ってたんだよー!」
って、呼ばれる前に伺ったら言われた経験、飲食店で働いている人ならあるんじゃないでしょうか。
そんな感じです。
「すみません!」と呼ばれたら、お客様が呼んでいる状態、求めているのが分かる状態なので、顕在ニーズになります。
だから、「すみません」と呼ばれる前に動ける店は、潜在ニーズを満たせる店なので、いい店と評価されやすいです。
顕在ニーズではなく、潜在ニーズを満たせる人に進化しようと思います!