森羅咆哮ドラゴンの経緯〜勝ちにいく心構えと意識〜
こんにちは、
シャドウバースプレイヤーのOkanishiです。
今年もそろそろ終わりですね。
年内最後に3回目のシャドウバースブログを
書こうと思ったので良かったら見てください。
はじめに
最新パック森羅咆哮がリリースされて
2ヶ月が過ぎ、アディショナルがリリースされた。
追加カードが少ないとはいえ、
環境に影響を与えそうなカードが複数枚あり、デッキの選択にも影響を与えるだろう。
アディショナルが発売されて一週間以内に
ミリオンカップや地方大会が開催され、
私はミリオンカップグランドファイナルに残ることができた。
この時使っていたデッキは
自然ビショップ、自然ドラゴンだ。
今回は、この自然ドラゴンを取り上げ、
ナーフ後環境から現在の変換を、私の使用デッキと共に解説していきたいと思う。
自然ドラゴンナーフ後環境の立ち位置、デッキ
アディショナル前の期間なので
思い出しながら見て頂きたいのだが
自然ビショップのカードを支える
黄金都市がナーフされた。
このカードのナーフにより自然ビショップはデッキを再構築しなければならなくなり、また序盤の空いたターンに、テンポを失うことなく立ち回るカードの採用を再検討しなければならなくなった。
当時ナーフ前の環境は
自然ビショップ
リノセウス
自然ネクロ
自然エルフ
などが上位クラスに存在しており
自然ドラゴンは環境に存在していなかった。
当時、私は自然ビショップとリノセウスの関連カードがナーフされると思っていたので
リノセウスがそのままだった事に少し落胆した。
時系列で言うと、10月の最終週にナーフが適用された。
そして、すぐに週末の地方大会に参加する予定でいた私は、調整して以下の2デッキを持ち込むことにした。
シヴァシヴァシヴァシヴァシヴァ(5枚シヴァ)
エイラビショップと自然ドラゴンだ。
エイラについては
エクセスプリーストのナーフにより、
エイラやツタンカーメンを簡単に除去できない。
安息の領域が強く機能するマッチアップが多い。
(自然ネクロ、リノセウス、トリケラが入ってないドラゴン、イミナの枚数が0〜1の自然ビショップ)
3ターン目アクセラツタンカーメン4エイラ5多展開の流れを、返せるカードが環境に存在しないなどの理由により採用した。
簡単に言えば、当時はエイラさえ引いてしまえば全てのマッチアップに対して不利をとらないと考えていた。(それは、対戦相手のエイラの領域のケアの仕方だったり、ナーフ後環境初期特有のわからん殺しがある為)
ちなみに現在は、カラトやティラノと1コス除去の組み合わせで安息の領域の信用が落ちているのでおススメしない。(私がミリオンカップの為に自然ビショップを練習した理由)
そして、ドラゴンは自然ビショップやリノセウスに不利と言われているものの、絶望的なマッチアップな訳ではなく、実際に地方大会では自然ビショップやリノセウスに勝つ事も多かった。
当時のドラゴンの認識
自然ビショップ、、、先行なら5分から微有利、後手は不利、ムニャールスタートならさらに不利。
リノセウス、、、不利。4割はとれそう。
自然エルフネクロロイヤル、、、全部有利
つまり、セカンドデッキがリノセウス以外なら基本的には全て有利なマッチアップが多いことになる。(当時ドラゴンを使ってる、または正確に理解しているプレイヤーがまだ多くない、正しいプレイングを相手がしてこない補正込みの評価です)
さて、改めて自然ドラゴンを見てみよう。
定番カードはさておき、採用するかしないか考えるカードを解説する。
ネプチューンは、
主に8コストで使うことを想定するが、アクセラレートで序盤のダメージカットだったり、ぎこちない動きを軽減する動きもある(基本的には弱い動き)
このカードが輝くマッチアップは対
リノセウス、自然エルフ
が多いだろう。
リノセウスに対しては、守護を立てながらフェイスを攻める行動がシヴァとこのカードにしか出来ない芸当であり、影の侵食を交えて早期決着を狙っていく。
自然エルフに対しては、このカードが無くても有利認識だが、より盤石に勝率を上げてくれるだろう。 先にブーストしてネプチューン伊達政宗の展開を綺麗に返すことが困難で、そこまで間に合う展開に持ち込むことが可能だ。
トリケラトプスは採用される事が少なく、質問される事も多いこのカード。
説明が難しいのだが、テンポカードとして考えて貰いたい。
コストは違うのだが、個人的にはワンダーコックの互換性カードと考えている。
ワンダーコックは3コストで2ドローして、ナテラを進めるカードをプレイするのに1〜3コストがかかり、更に炎爪や進化権が無ければボードを無視する動きになる。
トリケラトプスは6コストで1ドローしながら、ナテラのカウントを1進めて、更に相手の好きなフォロワーを破壊しながら、自然ビショップが上から取りにくい5/5を展開する事が出来る。当然2ドローでは無いため1枚少ないが、相手のカードを1枚破壊しつつ、相手はこのカードを放置する事が不可能なので結局テンポアドバンテージは勿論、カードアドバンテージもこちらの方が上だと考えた。
特に進化権が絡む序盤から中盤は同じ6コストを使う動きなら、後者の方が強く感じないだろうか??
ワンダーコックと似ているところは、先行で輝く事が多い所も理由だろう。
現在はアディショナル環境になり、ティラノの追加でワンダーコックのマナカーブのくっつきが良くなっている為評価は少し落ちている。
私は上記の二つのデッキを使用し、地方大会において好成績を収める事が出来た。
この時の勝因はデッキ選択だが1番は
ドラゴンというデッキをナーフ前から練習していて、マリガンや立ち回りを理解していた事が大きいと思う。
前回のブログ参照
https://note.com/okanishi/n/n29c92237bed6
エイラは前環境から愛用していた為、ツタンカーメン、シヴァの使用感を理解するだけで良かったのでドラゴンに時間を割く事が出来たのも良かった。
アディショナル環境のドラゴン
先週(11月末)アディショナルカードが追加され、
直ぐにミリオンカップが開催され
そのとき私は以下のデッキを予選に持ち込んだ。
シヴァ減量(1枚)
自然ビショップはアディショナルでカラトを手に入れた。
このカードは母なる君と比べられる事が多く、コストの高さから採用の検討に悩む人も多かっただろう。
私が採用した理由は、自然ビショップが
受けることが可能なデッキだが、攻めるデッキ
飢餓の輝き3の当て先にもなる
後半のゲームにおいて、攻めながら展開を逆転できる(破格のコスト軽減効果)
などの理由が考えられる。
とにかくシンプルに強いので強気に3枚採用した。今後このカードの採用枚数の経緯がどうなるか楽しみなカード。
そして、ドラゴンは以下の2枚を採用することにした。
猛火のティラノサウルスは
序盤のダメージカットをしつつ、ナテラの大樹を手に入れる事が出来る。
先手のパニッシャーの回答を得たことにより、後手の勝率が少し改善されつつ、先手のワンダーコックのテンポ損を綺麗に補ってくれる為、全体的に自然ビショップ対面がアディショナル後は改善された。
逆に、このカードが採用される事により確定カードの枚数が増えたので、リノセウスに対してはガードが少し下がる事になっただろう。(リノセウスに対してのカードを入れるスロットが減った)
このカードも自然ビショップに対して貢献する事が多いだろう。
序盤のダメージカットは勿論、自然ドラゴンの終盤の動きは、積極的に影の侵食のカウントを進めていくのだが、最後に2コスト残しておく事で、突然の大ダメージを防いでくれる。
ドラゴンの構築で悩ましいところは
こういった非ナテラ関連カード、非ブーストカードをどれだけバランス良く組み込む事が出来るかどうかだろう。
基本的にメタカード寄りであり、入れ過ぎるとデッキパワー低下、事故率上昇のリスク(痩せた展開になる)をともなう。使いやすいとはいえ、過信は禁物だ。
その他のカード
ドラゴンシェフは単体では何もせず、用途としては荒野の休息やイアンアデールの回復効果の追加要員で検討する。
このカードが輝く時は
ミラーマッチやフェイスを詰めてくるデッキ対面だ。ドラゴンミラーは、影の侵食を打ち合った後、基本的に先に打った方が有利になりやすいのだが
ドラゴンシェフやイアンアデールなどの回復効果を使う事により1ターン延命することができ、勝利に繋がる事も多い。
このカードもメタカード寄りのカードであり、気軽に2.3枚入れても良いカードでは無いので、役割をしっかり認識して活用していきたい。
抜群のテンポアドバンテージを発揮するカード。
アディショナル後はティラノの登場により、3点除去の枚数が多くなりがちなのでバランスをとって今回は2枚採用に留めた。
悩みどころは、ブレイジングブレスとの比較だろう。ブレイジングブレス最大のメリットは後手の展開において、1ターン目マナ、2ターン目にフォロワーを除去しながらナテラの大樹を置き、3ターン目プテラでブーストするタイミングだ。
このようなダメージカットをしながらプテラを安着させる事は、炎爪には出来ない動きの為非常に強力だ。
ブレイジングブレスのデメリットは2点除去の為、ムニャールやブルームスピリットを取ることが出来ない。
どちらが自分のデッキにフィットするか考え、もしくは両方不採用も視野に入れつつ選択していきたい。
対面による立ち回りと相性
対自然ビショップ
先行微有利から5分、後手微不利、ムニャールスタート不利
*極光の天使はムニャールや神鳥の開くターン、余裕があるなら7ミュースに合わせる。しかし基本的に2コスト使うなら、侵食状態のナテラカウントを進めたいので、何ターン目でフィニッシュ出来るかを計算しておく。相手の回復要素は休息と黄金の鐘。10ターンを超えだすとマナで回復するので、意識しつつ早めにヴァイディの侵食をプレイしたい。
対ミラーマッチ
5分(シェフやシヴァやネプなどのカードが多いと少し勝ち筋が増えるかも)
*相手に案内人プテラをさせない為に、こちらが休息などでターンをずらす事も選択肢にいれる。
*後手は相手の動きが良くなかったら、フェイス進化でクロックを逆転させる。
*10イアンイアン伊達で回復させるので、侵食の打ち合いになった後にフォロワーをいっぱい置いて良いのか検討する。
対自然エルフ
有利
*基本的には有利だが、ブルームスピリットの噛み合いに押される事がある。
*中終盤に侵食を打ってる状態で、相手のボードが埋まっているとき、あえてフォロワーを出さずにカウントを進めるカードのみ使って10伊達で返すパターンがたまにあるので、頭の隅に入れておく。
*どうしても、勝ちたいときはジェネシスドラゴンやネプチューンの採用を検討しよう。
対リノセウス
不利。4割は取れそう。(相手のリノセウスの動きとこちらの構築で少し変わる)
*空進化でリノに上から踏まれない選択をするか、常に検討しておく。(後手)
*ヴァイディ6/6置きは相手視点で取りにくい。(現実はリザ当たり威風で取られる事が多い)
*相手の先4ざわめく森の動きを念頭に入れておく。ざわめく森を強く打たせないボードを意識できる展開ならする。
*相性を少しでも上げたいなら、シヴァやネプチューンなどのカードを検討する。極光の天使は悪くないが体感的に気休め程度の事も多い。
練習する時に意識する事
読んでくれている貴方は普段どんな練習をしているだろうか??
私は特別な練習をしているわけでは無いが、意識をしていることがある。
まず、
1週間ですること、最終的なゴールを決めておく。
私の例でいえば
アディショナル後、週末にミリオンカップや地方大会に出ると決まっていたので、
ゴールは強力なデッキを2つ見つけつつ、プレイ精度を上げる事だ。
その為に、以下の事は実行すると方針を立てていた。
1.アディショナル後のエイラビショップはまだ戦えるのか??
戦える→調整を続ける
戦えない→2のフェーズに移行する
2.自然ビショップを確定で持ち込み、カラトの使用感を確かめる
3.自然ビショップの相方を決める 。
私が選んだセカンドデッキ候補
( 自然ドラゴン、自然ロイヤル、自然エルフ)
ランクマでもなんでも良いので、ざっくり回す。
マリガン調整、アディショナルカードの使用感、デッキパワー確認。
4.セカンドが決まったら、自然ビショップと共に練度を上げていく。細部の調整(この時は、レーティングや調整仲間とのbo1をひたすら)
そして、上記のフェーズをこなしていく為に
今日するべき事を簡単に決めておく。
例えば自然ビショップのカラトの枚数を0〜3に変えることによっての使用感や、ミラーマッチの勝率を測るなど、細かい事でも良いので決めておこう。
そして、これは個人的な感覚なのだが
集中できる環境の方がプレイ精度が上がる為、
〜ながらプレイはNGにしている。
例えば、ツイッターを見ながらだったり 、通話しながらだったり、配信見ながらだったり。
(通話しながらは、プレイング談義になっていたらOKだが、他愛のない雑談だったり、みんな集まってるから取り敢えず通話してレートや調整する事は、私は集中できない為しない。)
同じ時間を使うなら、集中して身のある調整にした方が有意義だし進歩するだろう。
楽しむ事は、もちろん大事だが勝つ為には意識を変えて集中する事が大切だと私は思う。
目指すべきプレイヤー像
私の目指すプレイヤー像は
どの環境でも結果を継続して残し続ける事。
(難しいし、勝てない時もあるが、諦めずに続ける姿勢が大事、いずれ結果はついてくる!のが私の考え。)
昔は強かったでは無く、今が一番強いと言われるプレイヤーであり続ける事。
(過去の実績なんてどうでも良い。今勝ち続ける人が1番強い!が私の考え。)
おわりに
いかがだったろうか?
今回は私の森羅咆哮環境におけるデッキ選択やカードの認識、そして練習の意識や考え方を書いてみた。
私は、シャドウバース自体は初期のRAGEから参加しているものの、仕事を言い訳にして勝ちたいという気持ちが足らず、記念受験の感覚でRAGEに出場し続けていた。
しかし、これでは駄目だと思い
今年から意識を変え、仕事の休みを少し増やして、シャドウバースを勝つ為にプレイしてきた。
そうすると徐々にだが、結果もついてきた。
私はおそらく、他の競技プレイヤーより総プレイ時間は少ないだろう。
(今年の初めは2000勝代)
これでも去年より増えているのだが、まだまだ練習が少ない。
なので工夫もするし、時間も有効に使い、努力も惜しまない。
来年はもっと練習して、より結果を求めて行きたいと思う。
長い文章を最後まで読んでいただきありがとうございました!
良かったら、感想なども下さい!
どこかの会場でお会いした時にでも、是非聞かせて下さい。
それでは、また
Okanishi Tatsuya