音楽ルーツ紹介① 良メロバンド御三家
自分の音楽ルーツを紹介するシリーズです。
第一回は自分にとっての御三家として、
①BEAT CRUSADERS
②ELLEGARDEN
③STRAIGHTENER
の自分の好きなところ、影響を受けたところを曲も載せながら紹介します。
①BEAT CRUSADERS
自分が音楽に興味を持つきっかけをくれた方々です。
彼らが居なかったら蟹奉行は存在しません。
中2の頃、BECKの主題歌やサントラで彼らの音楽に触れ、インディーなロックの魅力に触れていくわけですが、とにかくメロディが良いのと、曲の引き出しが豊富すぎる。
彼らが意図的に洋楽のロックやポップスの引用を行いリスナーへの英才教育を行っていたため、彼らにDEEP PURPLEやAC/DCなどのロックのクラシックのバンドを教わった感すらあります。
彼らの公式のTAB譜内の用語ページで「対バン」とか「リハ」という言葉を覚えたのも懐かしい…。
また、中2~3頃の僕は彼らを見ててなぜか
「ああ、バンドって顔が良い人間しかやっちゃいけないものじゃないんだ」
と勝手に励まされていたのでした。
でも実際そのおかげで今も音楽やれているのでほんと感謝してます。
まずこのアルバムを聴いてみてほしいです。
2曲目のISOLATIONや4曲目のFEELなども好きですが、特に11曲目のLOVE DISCHORDは自分の中のアンセムです。
(もちろんBECKの主題歌のHIT IN THE USAも好きです)
インディーズ時代はメンバーが異なるのですが、この時代の曲もギターPOPの名曲が多くてとても好きです。
1~3曲目で名曲続きのこのアルバム。
「散開」直前の曲だと以下が特に好きです。
POPさとメロディの泣きが素晴らしい。
このロマンチックさは他にもEPopMAKING~Popとの遭遇~収録のTONIGHT,TONIGHT,TONIGHTなんかでも聴けると思います。
このアルバムは当時ほんとに聞きこみました。
5曲目のDAY AFTER DAYは中学の頃シングルで出てて、初めて自分で買ったバンドのCDでした。
上記アルバムの8曲目のPERFECT DAYが良くて、Baのクボタ氏が作曲とのことだったので彼が以前Voを務めてたpopcatcherを聴いてみるとこちらもとても好きでした。
また、TROPICAL GORILLA、ASPARAGUSとの共作の曲もめちゃくちゃ好きです。
以下のアルバムの25曲目STATIC BITERと27曲目FAIRY TALEですね。
特にFAIRY TALEの冬らしい雰囲気にはインスパイアされる事がよくあります。
また、このバンドの中では異質な曲ですが、BECKで使われていたこの曲は後世に残すべき名曲だと思います。
Soweluさんの歌ったバージョンもあるんですがそちらもまた素晴らしいので載せます。
(ほんとはBECKのサントラ版のSoweluさんのトラックが貼りたかったんですがSpotifyになかった…)
「散開」後にVoヒダカトオル氏が結成した
THE STARBEMSも素晴らしいです。
うちの初代Dr富沢曰く、「イージーコアってこれのことじゃね」というぐらいにはラウド系に寄りつつもメロディの良さは健在です。
②ELLEGARDEN
説明不要ですね。
現代におけるメロディックパンクの最高峰だと思います。
やはり細美武士氏はメロディメイクにおいて他の追従を許さない。
歌メロに悩んだ時によく参考というか、そうだよなこういうのだよな正解はって確認のために聴いてます。
中3の8月にシングルでSalamanderがリリースされてよく聴いていたのですが、
当時うちの初代Ba藤崎達と山手線に乗ると、車内の液晶画面に流れるウェザーニュースに「あゆみ」という気象予報士が出ており、それを見た藤崎が
「このあゆみ、細美と顔似てね?」
と言い、その後あゆみの画像が流れる度に藤崎がSalamanderのイントロを流すため、Salamanderを聴くたびにあゆみの顔がチラつくという始末に。
余計なことをしてくれましたよ彼は。
アルバム単位だとこの一番最新のアルバムや、
比較的古いこのアルバムが好きですね。
どちらもメロディックパンクというよりももう少し暗い感じの曲が多くて自分の好みです。
the HIATUSでも2ndが好きなので暗い重い感じが好きなのかもしれません。
また個人的にですが、Missingってエルレの中ではかなり異質な曲な気がしています。
多分一番大衆に広まる要素を持ってて、メロディの純度も特に高い曲だと思うんですが。
③STRAIGHTENER
恐らく蟹奉行の音楽性への影響が一番強いのがこのバンド。
ホリエアツシ氏もまたメロディメイクの天才で、かつUKへの憧れを感じる曲がまた良くて、この人の影響で聴き始めた外国のバンドは数多くあります。
初めて聴いたアルバムは4枚目のこちらです。
1曲目の雰囲気が自分の中でのシューゲイザーや残響感のイメージの元になってる気がするので、シューゲイザー好きになる要素はここから得たのかもしれません。
このバンドのメロディの良さがめちゃくちゃ詰まっているのがこの3枚目のアルバム。
まず1曲目にこのバンドの魅力がたっぷり詰まってます。
劇的にエモな曲が詰まってるのはギターのOJ氏加入後のこちらのアルバム。
4曲目のLightningが本当に良いです。
思えば初めて彼らのライブを見に行ったのがこのアルバムのツアーファイナルの日本武道館公演でした。
また、こちらのアルバムは色々いつもとアプローチを変えた感じの曲が多いんですが、中でも6曲目のMan-like Creaturesを大学受験間際の頃聴いた時、
「なんだこの曲は、やべえ…」
「ああこのバンド、日本のRadioheadになるんだ…」
と一人興奮していました。
こちらは過去の曲をセルフカバーしたアルバムですが、中でも9曲目のCLARITYは色んなバージョンがありますがこのSTOUTバージョンが一番好きです。
また、彼らのトリビュートアルバムがメンツ、曲ともに最高です。
アジカンやACIDMANが曲の良さを生かしつつ自分たちの雰囲気で料理しているのも素晴らしいし、BACK NUMBERのシーグラスやバックホーンのシンクロは正直原曲より良くてビビりました。
そして最後にテナー本人達によるセルフカバーで締めくくるという、あまりにも買ってよかったと思えた作品でした。
こう書きだしてみると、あまり魅力を書くというよりも「この曲を聴け!」が強く出てしまい、曲のリンクだらけになってしまいました。
3バンドで共通点があるとしたら、やっぱりメロディの良さなのかなと思います。
良いメロディというのも世の中に色んな解釈があると思うんですが、自分としては上記のバンドの曲の「一度聴いたら頭から離れないメロディ」にまず惹かれたのだろうなと思います。
この部分は蟹奉行の曲を作る際もまず最初に意識する部分だと思います。
自分の拙い文章では大して魅力を語れているとは思えませんし、
蟹のこの曲のここがこのバンドの影響受けてるよとはっきり言える箇所もないのですが、
上記のバンドの楽曲は確実に自分の血と骨になっていると思います。
ほんとこの人達みたいに良い曲を作っていきたいですね。
こんな感じで今後も自分のルーツとなったバンドや音楽を紹介していく予定です。
正直まだまだめちゃくちゃ書きたいバンドがいるのでどれだけ続くかは不明ですが。
以上。