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対バンと仲良くなりてー!って話

ご無沙汰です。

今年は弊バンド「蟹奉行」の活動がようやく良い感じにできそうなので、ライブしたい欲が日々高まっています。
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ではバンドマンが何故ライブを楽しみにするのかって考えたら、人によって様々でしょうが、自分の場合は以下が主な楽しみになります。

  1. 自分達の演奏や曲で客に楽しんでもらえる!

  2. なんか終わった後に「かっこよかったです!」とか褒めてもらえる!

  3. 対バンでカッコいいバンドと知り合えるかも!

  4. なんかこのライブきっかけで売れるきっかけが掴めるかも!

  5. ライブの収益で儲けられる!

…こう見るとなかなかひどい。
(5なんて10年間で片手で数えられる回数しかないのに…)

ですがこうでも思わないとライブをやるのなんて労力がかかることばかりでやってられません。

1、2に関しては普段の日常でダメダメな自身の承認欲求とかを諸々満たせる期待が湧きますね。
まあ誰にも声かけてもらえない日もあるし、そういう日はいいライブ出来なかったのだろうと反省するしかありませんが…。

4に関してはそんな甘い話は転がってませんのでほぼ無意味という…。

今日お話ししたいことは3についてです。

対バンと仲良くなるって?

ライブイベンドでの対バン(同じイベントに出るバンド)に対しての考え方もバンドマン毎に異なると思います。

そもそも

「対バンなんて商売敵なんだから仲良くなる必要無いでしょ」
「仲良しこよしやりたい奴らは群れて傷の舐め合いでもしてろよ」

って考えのバンドマンも中にはいると思います。

(まあそういうスタンスの人のバンドが良い音楽やってた例もあんま見たことないですが…)

自分の場合は
「なんかカッコいいバンドを観れたらいいなあ…!」
みたいな感じで、むしろイベントのお客さんと同じ気持ちかもしれません。
割と純粋に今まで知らなかった音楽と出会える期待に胸が膨らんでる状態だったりします。

ここまでノリノリではないかもですが内心こんな感じになってます

(演者なんだから出番前はもっと自分のステージに集中しろよ!と昔メンバーに怒られたこともありますがね…)
でもイベントの演者であれ、そのイベント自体を演者自身も楽しめない事には良いイベントにはならないと考えています。

対バン同士が互いに
「あ、このバンドカッケェ…」
とリスペクトし合える状態にできるか否かで、そのイベントの良し悪しが大きく変わると思っています。
だって、演者が楽しんでない場合ってお客さんにもそれが伝わるでしょうしね。

対バンと仲良くなるには

対バンと仲良くなるのなんて…

やばいぐらい良いライブやってかませば良いだけ!

2016年の画像
Ba白濱が急に短髪にしだした時期

と言いたいところなのですが、
対バンの人にも音楽の好みがあるため、単純に良いライブをやったからといって仲良くなれるわけでは無いことも多いです。

そもそもバンドマンという人種はバンドマンである前に「凄まじい音楽好き」であることが多いので、その音楽の好みはとりわけシビアになっている人も多いと思います。

音楽の好みに頑固一徹

そういう人に気に入られるかどうかは、そもそも自分達の行う音楽がその人の好みに触れるものであるか否かにも懸かっていると思います。

「すげえ良いライブしてるけど自分の好みじゃないなー…」と思われてしまうと、残念ながらそこから仲良くなれる可能性はかなり低くなるイメージです…。

なので自分のバンドの出番にてライブをする際、

「仲良くなりたいバンドに良いライブかますぞ…!」
「俺の音楽なら振り向いてもらえるはず…!」

と自分を鼓舞しつつベストを尽くすわけであります。

この時の心持ちはまるで岡村靖幸さんの名曲
「あの子ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」
のような恋焦がれる気持ちです正直。

青春の大名曲ですねほんと。

そういう意味で、ライブというものはお客さんとだけでなく対バンとも
「真剣勝負」
となると思ってます。
どれだけそのステージで自分の音楽、存在を認めてもらえるかという点ではその場にいる人全員との勝負になるんだろうなと思います。

これまで僕が仲良くなったバンドは上記のケースが上手くいったパターンが多いと思っています。
(まあ対バンするどころかどんなバンドか知らない状態で仲良くなることもありますが)

ですが時には下記のようなパターンもあります。

「自分はそのバンドがめちゃくちゃ好き」だけど相手はそもそも自分に興味なかった

これは完全敗北…

このパターンは僕も何回かありました。
ほんとに辛いです…。
こういう時は縁が無かったと思って諦めてますね…。
(ごく稀に再度見てもらったら気に入ってもらえたということもなくは無いですが。)

まとめ

対バンと仲良くなるには

  • 良い曲と良いライブで勝負しろ!

  • 相手の好みかどうかは正直運!

  • 自分を信じろ!

となります。

僕にとってライブイベントとは
知らなかった誰かや音楽と知り合える機会
であると思っています。

自分自身バンドをやり始めてから、今まで知らなかった音楽や世界を知ったり、本当に多くの人と知り合えたりして、明確に人生が変わったと思っています。(なんなら結婚相手と知り合ってます。)

なのでライブをするバンドマンも、お客さんだけでなく対バンにも目を向けるとより人生が楽しくなるかもしれません。
バンドマンの皆さん、仲良くなれたバンドやお客さんとの絆は大事にしましょうね。

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