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音楽ルーツ紹介②オルタナ、シューゲイザー系

今回は邦楽、洋楽問わずサウンドなどに影響を受けたバンドを紹介しようと思います。
ジャンル的には表題に該当しないところもあるかもですが。

①Coaltar Of The Deepers
②Yuck
③Bertoia
④Mice Parade
⑤VELTPUNCH

①Coaltar Of The Deepers

シューゲイザーなどの音楽に興味を持った時(高2ぐらい?)に知り、この曲を聴いてやられました。

このコード感と疾走感、浮遊感は自分の求める音像として、とても理想的でした。
(ボサノヴァコードらしいです)

その後、この曲に影響された楽曲(また今度紹介します)に影響を受けて「cold sentence」という曲が生まれます。

初期のこのアルバムがフェイバリットです。
特に「Blink」という曲の冬っぽいコード感がとても好きです。

同じようなコード感の曲がストレイテナーにもあり、こちらも好きですね。
自分でもここら辺のコードは曲作る時に多用してる気がします。

このバンド、シューゲイザーやデスメタル、ジャジーな雰囲気や渋谷系ギターポップ?風な曲など色々なテイストの曲がありますが、ギターロックテイストの曲ではこちらが名曲だと思います。

実は蟹奉行初期に出来た「G.O.T.S」(ゴッツと読みます)という曲、元々は初代Baの藤崎がミドルテンポで作った曲だったのですが、上記の曲に影響を受けた初代Dr富沢がドラムパターンを拝借し、歌メロも変更されたりしたエピソードがあります。
タイトルもまんまなので気づいてる人いたかな…。
(ちなみにゴッツとはVo岡野の小学校〜中学時代の先輩のあだ名です。特に仲が良いわけでもなかったです。
藤崎がこの曲名を付けた理由は謎、歌詞の内容もタイトルと関係ないためもはや意味が消失しています。)

②Yuck

このバンドを聴き始めるのは大学入学後ですが、このバンドのメンバーが以前やっていたこのバンドについては高校時代に初代Gtカツオから教えてもらっており、この曲は好きかな程度の認識でした。

上記バンドの解散後に新たに結成されたバンドなのですが、この曲がいきなり僕のドツボを突いてきます。

オルタナの暴力的な轟音とスウィートなメロディが同居してて、デビューからオルタナバンドの理想系を提示してきてビビりました。

そしてこの1stアルバムがとんでもない名盤でした。
正直自分の人生の中でも5本の指に入るアルバムだと思います。

Get AwayやHoling Outのような激しい音圧と甘いメロディで攻める曲だけでなく、Shook Downのような静かな曲も珠玉のメロディを聴かせてくれます。
さらに12曲目のRubberはスローテンポで轟音を聴かせてくるのですが、なんだか沖縄民謡のようなフレーズも出てきて気だるい夏の雰囲気を感じさせてきます。
特にこのデラックス版ではシングルのカップリング曲も後半で収録されており、MilkshakeとCousin Coronaはシングルカットできるレベルの名曲だと思いました。

このアルバムを大学時代、通学時の中央線の長い道のりの中で聴きながらよく寝てました。
僕は冬っぽいバンドが好きなことが多いんですが、このバンドに関しては夏のバンドだと思います。

③Bertoia

このバンドはどこで知ったか記憶が曖昧ですが、数ある日本のシューゲイザーバンドの中でも癖が無くとても聴きやすい気がします。
メロディが良いのと音像が霧や北極のような冷たい印象を与えてくれます。
こういう音像は自分のバンドの曲でも作りたいと思うタイミングがよくあります。

以下のアルバムも大学時代よく聴き、Snow Slideという曲が特に好きでした。

④Mice Parade

このバンドは高校の頃、近所のTSUTAYAにポストロック・アンビエントコーナーがあり、そこのCDを漁ってた頃に出会ったバンドです。
初めて聴いたのはこちらのアルバムでした。

なんか紹介文にシューゲイザーとかのキーワードが載ってて興味を持ったんだと思いますが、シューゲイザー要素はそこまで無く、ガットギターやグロッケンなどの音や複雑なリズムとメロディの良さに惹かれたところが大きかったです。
このバンドもやはりめっちゃ冬バンドですね。
寒い夜に聴きたくなる感じです。
このバンド聴いてるとガットギターが欲しくなります。

ちなみに日本でのライブ動画がありこれがまためっちゃ良いんです。

⑤VELTPUNCH

大学の頃、このバンドがアニメの主題歌を担当してた時に知りました。
しかもそのアニメを観てなくてアニメのCMで流れてる曲を聴いて良さそうと思って調べたという流れでした。
アニメの主題歌だった曲はこちらのCRAWLです。

楽曲のポップさとノイジーさ、音像のオルタナ感などのバランスが素晴らしく、メロディの良さで言えばルーツ紹介第一回で挙げたビークル、エルレ、テナーと並んで自分のリファレンスにするレベルのバンドです。
あと歌詞の所謂「陰キャ」感、鬱屈した青春時代を引きずってるような雰囲気もかなり共感してたりします。

初めて聴いたアルバムの「Paint Your Life Gray」が何故かSpotifyに無いためベストアルバムを載せますが、これは全部良い曲ですほんと。
「CRASH CRASH CRASH」なんかはアンセムですし、「HINOIRIのテーマ」はオルタナの音像と夕暮れの雰囲気が素晴らしいです。

アルバム単位だとこちらとか好きです。
曲数が少ないですがその分魅力が凝縮してる気がします。
特に最後の2曲の流れはほんと好きです。
youthの雰囲気はYUCKにも近く、夏感と鬱屈感が同居してて好きな曲です。

また、以下のアルバムの光景という曲がほんと好きで似たような曲のデモを無意識に作ってたことがあります。

VELTPUNCHを大学時代に好きになり、音楽サークルで知り合った友人のベーシストと一緒にベルパンのコピバンをやりたいと思いサークル内でメンバーを誘おうとしましたが、コミュ障が災いしたのか思いの外誰も乗ってこないため、徐々にそのサークルにも行かなくなりました…。



その結果バンド活動の方にのめり込むわけですが、その友人とはその後も仲が良く、我々の初企画に昔組んでたバンドで参加してくれました。
HOWDYというバンドです。
8年ぐらい前のライブですが今見てもめちゃくちゃ良いです。
また一緒にやりたいです。

また、VELTPUNCHのライブを見に行った際にVoの長沼さんにうちのバンドのこのCDを渡したことがあり、その後ライブを見に行ったら3回ぐらい聴いてくれたとのことで嬉しかったですね。

今回はこのぐらいにしておきます。
大体どのバンドもメロディの良さがまずあると思うので、
うちのバンドが好きな人は気に入ってくれるのではと思います。

また不定期ですが記事を更新していきたいです。

以上。

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