銘柄分析!オリックス(8591)
こんにちは。
しがない個人投資家です。
日々、株式投資の勉強しております。
せっかく勉強したけど、
何も書き留めずだともったいないと思い、
noteに残しておこうと思います。
今回は、
オリックスについて、
書いていきたいと思います。
事業内容
オリックスは、1964年に設立さた総合金融サービス企業です。リース事業を中核にしておりますが、不動産投資や事業投資、クレジット事業など多岐にわたる金融事業も国内・海外で展開しています。
以下に、オリックスの主な事業内容について、詳しく説明します。
法人営業・メンテナンスリース事業
金融、各種手数料ビジネス、自動車および電子計測器・IT関連機器などのリースおよびレンタルサービスを提供しています。不動産事業
住宅等の不動産開発・賃貸・管理、施設運営などを手掛けています。事業投資・コンセッション事業
長期的な視点で事業計画やリスク分析を十分に行った上で、適切な企業に投資を行う事業です。環境エネルギー事業
太陽光発電、風力発電、バイオマス発電、燃料電池など、様々な再生可能エネルギー源を活用した発電事業や、エネルギーの販売や供給などを行う事業です。保険事業
個人向けの生命保険商品や年金商品を提供しています。主力商品としては、定期保険、終身保険、個人年金保険、医療保険などがあります。銀行・クレジット事業
主に法人向けの融資や資金調達、投資商品の提供などを行っています。また、個人向けのカードローンや預金商品、外貨両替なども取り扱っています。輸送機器事業
世界中の航空会社に向けて、新規購入の航空機のリースや、既存の機体の管理・メンテナンス・販売を提供しています。ORIX USA
オリックスのアメリカ法人で、様々な金融商品やサービスを提供する総合金融事業です。ORIX Europe
オリックスのヨーロッパ地域における法人向け金融サービスを提供する事業です。アジア・豪州
オリックスのアジア・豪州地域における法人向け金融サービスを提供する事業です。
株主還元(配当金と自社株買い)について
株主還元とは「株主に利益を還元すること」です。
具体的には主に以下の3つがあります。
配当金
企業が株主に対して配当金を支払うことで、
直接的に株主に利益を還元する方法です。自己株式の取得
企業が自社の株式を買い戻すことで、
株主に対して株式価値を上げることができます。株主優待
株主に対して商品割引やサービス特典などを提供することで、
株主の利益を増やすことができます。
1.配当金の推移
上記が配当金の推移です。
過去10年間を振り返ると減配は無く、維持もしくは増配しているようです。
配当性向は年々増えており直近は30%程度となっているようです。
「配当性向って何?」という人は、下記の記事に纏めてます宜しければ読んでもらえると嬉しいです。
2.自社株買い
2019年から毎年実施しているようです。
3.株主優待
「ふるさと優待」という全国各地の取引先の商品を集めたカタログギフトを貰えます。ただし2024年3月31日を最後に廃止となる予定ですので、優待目当ての方はご注意ください。
株価推移について
2002年からの月足チャートになります。2007年に3700円付近に付けて、わずか2年ほどで170円に大暴落しているのが目立ちます。これはアメリカで起きたリーマンショックにより、純利益が90%ほど落ち込んだのが原因のようです。
そこからというものは、2020年のコロナショックで大きく株価は下げましたが堅調に株価はあがっているようです。
★参考ブログ
個人的考察
ここからは、
しがない個人投資家の
しょうもない考察になります。
ここで書くことは、
「買う」「売る」ということを
推奨するわけでなく、
一個人が思ったことを書きます。
株主還元について
まず株主還元について、配当方針を確認しましたが、まず最初に書かれているのは「事業基盤の強化」によって株主価値を増大させると書かれてました。
これは業績をあげることによって、利益を増大させて株主還元していきますと解釈しています。
あまりこういう書き方をしている企業は見ないですが、目先の株主還元だけではなく、しっかりと経営状況を改善していく姿勢は好印象です。
配当金については直近10年で減配は無く、コロナショックで業績が落ち込んでも増配しており、配当金での株主還元の意識は強いように思われます。
また、2024年度の配当金については「配当性向33%もしくは1株当たり通期配当金85.60円のいずれか高い方」と発表しており、減配はしないと株主に宣言しております。
参考までに公式ホームページの株主還元方針が記載されたページを置いてきます。
▼参考URL
https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/stock/dividend.html
業績について
次に業績について、2023年3月期の決算説明資料を確認していきます。
大幅減益しているように見えますが「弥生」という企業を売却したことによる影響を除くと増益しているようです。
事業別に目立つのは保険事業の減益と海外事業の減益ですが、保険事業から確認していきましょう。
減益の理由はコロナ関連の給付金の影響によるものですが、保険契約数は横ばいとなっているため、一時的な減益と感じております。
次に海外事業の減益について確認していきます。
クレジット(お金の借入)、不動産、事業投資など金融系の事業を展開していますが、軒並み減益しています。各国で政策金利の引き上げが起こり市況が悪化したことが原因のようです。
増益した輸送機器事業についても確認していきます。
コロナ禍が明け始めたことにより、航空機や船舶のリース市況が改善し、大幅に増益したようです。
多方面で事業を分散しており、どこかの事業の調子が悪くても他の事業でリカバリが出来ておりますね。
まとめ
多数の金融事業を展開しており、安定的な事業の成長性がある印象を受けました。また株主還元も、増配と自社株買い共に頻繁に実施しており、長期的に保有できる企業と感じました。
2023年5月現在の配当利回りは3.7%程度とやや買いづらい株価ですが、株価が下がるタイミングがあったら狙っていきたい企業だと感じました。
みなさんの投資判断のご参考になればと思います。
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★参考にしたソース
①オリックス 2023年3月期 決算短信https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/financial_result/ORIXResults2023_4QJ.pdf
②オリックス 2023年3月期 決算短信説明資料
https://www.orix.co.jp/grp/pdf/company/ir/library/presentation/Presentation_2023_4QJ.pdf
③オリックス 公式HP IR
https://www.orix.co.jp/grp/company/ir/index.html
以上です。
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