続・はっきりした「ドル建日経平均」戦略 - 欧米の ”小鬼” たちに振り回されるな!
はっきりした「ドル建日経平均」戦略 - 注目すべきは「FX」フロー|損切丸 (note.com) の続編
今朝方(3/7)「円高」にも関わらず@40,400円まで乗せて「強いなあ」と驚かせた「日経平均」。その後は一転売りに転じ@39,600円割れまで下落
元々3月は「配当落ち」が意識され先物を中心に「売り崩し」が見られるが、昨日も日経平均先物は200~300円ものワイドターン(売買いの差)でドタバタ売買を繰り返し「何やってんだかな~」。そこから今日に繋がる訳で、前場から現物>先物で推移した
この動きを増幅しているのが欧米の ”小鬼” ≓ ヘッジファンド
上値の重いアップルなど「マグニフィセント7」やNYダウが思うように上がらない中、*頼みの綱は「ドル円+日経平均ロング」の「ダブルキャリートレード」↓ 2024年はこれしかない
筆者は駆出しの頃出張でLIFE(London International Financial Futures and Options Exchange、ロンドン国際金融先物オプション取引所。コント番組ではない )を訪れたことがあったが正直驚いた。当時はまだ「場立ち」がウジャウジャいて紙ベースのチケットが飛び交っていた。相場が荒れようものなら売買いが交錯して "Chaos" (混沌)
そこで暗躍していたのがどの会社にも属さない「ローカル」と呼ばれる ”チケットトレーダー” 達。彼らは目を240度ぐらい(苦笑)見開いて、交錯する売買チケットから1ティックでも抜こうとする。その目つき・顔つきたるや尋常ではない。だが上手く儲かればその日はビールとステーキで祝杯
当時「1BP(0.01%)なんて大した事ないや。大きく取れれば構わない」などと偉そうに考えていた筆者はこれを見て考えを改めた。**「損していい輩からは取る」が ”小鬼” たちの流儀で、油断すればドンドン抜かれる。それ以降は誰にもビタ一文抜かれないように取引を心掛けるようになった
「ドル円」でも「日経平均」でも相手はこういう ”小鬼” たち。新参者の「新NISA」などは絶好のカモであり、懐からひったくろうと虎視眈々。獣の群れに突っ込んで行くには「最低限の準備」は必要になる
「場立ち」から機械取引に移行してかつてのような不当な ”鞘抜き” はできなくなった。だがこちらの手口、e.g., 積立NISA、がばれている以上、 少し "工夫" が必要になる。3月の「配当取り」の動きも然りで、出来るだけ安く買うには季節要因など基本的な事は事前学習しておくべき
まあこういうことは日本の日常でも起こりえる事だ。例えば***不動産の場合「相場」を知らないと不当に高く買わされたり安く売らされたりする。「お金」に困って急げば尚更だ。家の補修工事等もそうだが「相見積もり」を取るのはそういう不当な ”鞘抜き” を防ぐため最低限必要な準備。これはマーケットも同じで "向こうの事情" を知ることに尽きる
「利食い」か「損切り」かは判らないが、今回欧米の ”小鬼” たちは明らかに「ドル円+日経平均ロング」の「ダブルキャリートレード」を「売り崩し」に来ている。「実質賃金」が上向いて ↓ 3月に「マイナス金利廃止」にするといっても金利自体はほとんど動いていない。これは完全に ”為にする理屈” 。下がった所でポジションの再構築を狙っていると考えてよい。他にいい儲け口がないのだから
もし「新NISA」を考えているのなら、こういう "手口" に振り回されることなく毅然とした態度でマーケットに臨むこと。相手のやり口が判っていればさほど怖くはない。怖いのは金利の急上昇だが、まさか日銀がFRBばりに+0.75%「利上げ」なんてする訳がない。その点は恐るるに足らず
ただ今回はっきりしたのは今の「円安」は「キャリートレード」で相当膨れているということ。まあそれでも一気に@140円を割り込むことはないだろうから「オルカン」やS&Pは「エントリーポイント」(入るタイミング)には気を付けた方がいい。闇雲に突っ込めば ”小鬼” に利用されるだけ。まあそれでも「Z世代」を中心に日本の個人投資家も随分勉強しているのでただの "老婆心" か。それも「日本・新時代」ということなのだろう
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