高齢者ではDAPT短縮で出血リスクを下げられるかも

経皮的冠動脈インターベンション(PCI)後の高齢者における至適な二剤抗血小板療法(DAPT)の期間についての系統的レビューとメタアナリシス。

高齢者はPCI後の虚血性イベントと出血イベントのリスクが高い
DAPTの期間(1か月、3か月、6か月、12か月)による虚血性イベント(NACE、MACE)のリスクに差はなかった
しかし、3か月のDAPTは6か月および12か月と比べて出血のリスクが低かった
1か月のDAPTも6か月と比べて出血リスクが低かった  
高齢者でも冠動脈病変や併存疾患が重症であるにもかかわらず、短期間のDAPTで出血リスクは低く、虚血性イベントのリスクは変わらなかった

高齢者ではDAPTを短縮することで出血リスクを下げられる可能性がある。

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