Effect of pneumococcal conjugate vaccines on viral respiratory infections: a systematic literature review

背景
肺炎球菌ワクチン(PCV)は肺炎球菌感染症予防に加え、ウイルス性呼吸器感染症(RTI)の低減にも効果がある可能性

方法
2000年~2022年に発表されたPCV7、9、10、13のウイルスRTIに対する有効性/調整済み効果を評価した介入研究と観察研究のシステマティックレビュー

結果
16件の文献が選定され、13件が小児でのPCVのウイルスRTI効果
インフルエンザに対するPCV効果は41-86%(4件、2010-2011シーズン除く)
無作為化比較試験でPCV9は全ウイルスRTI、季節性コロナウイルス、パラインフルエンザ、メタニューモウイルスに有効
成人データは限られる(3件)が、PCV13はウイルス性下気道RTIに4-25%、COVID-19に32-35%、季節性コロナに24-51%、インフルエンザA下気道RTIに13-36%の効果(一部95%CI=0)
小児や成人でアデノウイルスやライノウイルスに効果なし

結論
PCVは一部ウイルスRTIに予防効果あり、特に小児インフルエンザに強い証拠
限られた成人データも小児と同様の傾向
肺炎球菌感染症のみでなく、ウイルス感染症も評価に含める必要性

肺炎球菌ワクチンがインフルエンザにも効果的。
ワクチンって本当に経済効果が高いし、個人にとっての健康資産の保護にも有効。
すごい。(語彙力)

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