仕事を失ったデザイナーが始める10のこと
2020年は全人類にとって忘れられない年となるだろう
そして2021年、私は職を失うこととなるーーー
ぬいぐるみの会社に入社し間も無く3年が経とうとしていた
世の中は新型ウイルスに悩まされ、外出も思うようにできない毎日
仕事も激減し、先の見えない不安を抱える日々が続いていた
そんなある日、在宅勤務中の私に告げられたのは「もう雇えない」との言葉
正直、内心では「その時が来てしまったか」という驚きもない無の感情だった
湧き上がるのは自分のこれからの不安ばかりーーー
コロナ禍での結婚でまだ挙式も挙げられていないし、貯金もまだ少ない
夫の収入は私とほぼ同額で生活費は完全に半分になってしまう
大事な時期なのに.....
話を終えた途端、夫への申し訳なさでポロポロと泣き出してしまった
そのうち、会社でも真面目に尽くしていただけに簡単に切り捨てられたように思えたことが悔しくて、悲しくて、情けなくて...様々な感情でぐちゃぐちゃになった
落ち着きを取り戻してすぐ夫、母の順に報告をしたところ
二人からは「よかったね」とも取れる拍子抜けの言葉
理由は会社がもともと不安定な雇用であったこと、仕事内容にやりがいを感じておらず、常に辞めたい気持ちが渦巻いていたこと
ともなれば良い意味でそこから脱却できる(しかも会社都合)という絶好のチャンスなんだと、見ると面白そうな募集はいくらでもあるから夫は羨ましいとまで
気持ちの切り替えが大事とはいうがここまでポジティブな人たちが近くにいることがとにかく救いであった
そうして始める10のこと
1:会社に解雇通知書、解雇理由書を求める
2:信頼できる友人、知人に連絡を入れる
3:思いっきり笑える場所を作る
4:これまでの仕事内容の洗い出しと履歴書作成
5:ポートフォリオの作成
6:興味を持った会社の情報収集
7:noteの新規開設
8:個人活動
9:病院関係、保険、銀行口座、クレジットカードの見直し
10:リクルートサイトへの登録、面談
これらをまずは実行していくことにした
これからの日々を記録し、発信していくということが何かの発見に繋がると信じて