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スクラム開発の基本用語集
これはno plan inc.の Advent Calendar 2024の5日目の記事です。
どうも〜!no plan株式会社のパエリア好きな代表のおかむーです。
2日目に紹介した、「スクラム」は経営にも使えるエッセンスがあると紹介しました。そこで、まずはスクラムの基本用語集をこの記事では紹介したいと思います。
スクラム開発とは
スクラム開発は、アジャイルソフトウェア開発手法の一つであり、チームの柔軟性と効率を最大化することを目的としたフレームワークです。本記事では、スクラム開発において重要な基本用語をまとめました。これからスクラムを学ぶ方や実践する方の参考にしてください。
1. プロダクトバックログ (Product Backlog)
プロダクト全体の作業や要件をまとめたリスト。優先順位が付けられ、プロダクトオーナーが管理します。
2. スプリント (Sprint)
通常1~4週間の期間で行われる作業サイクル。この期間内に特定の目標を達成します。
3. スプリントバックログ (Sprint Backlog)
スプリント中にチームが取り組むタスクのリスト。プロダクトバックログから選ばれます。
4. プロダクトオーナー (Product Owner)
プロダクトの価値を最大化する責任者。バックログの優先順位を管理します。
5. スクラムマスター (Scrum Master)
スクラムプロセスを促進し、チームの障害を取り除く役割を担います。
6. 開発チーム (Development Team)
実際に作業を行うメンバー。自己組織化され、クロスファンクショナルであることが求められます。
7. デイリースクラム (Daily Scrum)
毎日行われる短時間(通常15分)の進捗共有ミーティング。
8. インクリメント (Increment)
スプリント終了時に完成したプロダクトの一部。「完成の定義」を満たす必要があります。
9. 完成の定義 (Definition of Done)
プロダクトが「完了」と見なされるための基準。品質基準やテスト条件を含みます。
10. レトロスペクティブ (Sprint Retrospective)
スプリント終了後に行われる振り返り会議。プロセスの改善点を話し合います。
11. プランニングミーティング (Sprint Planning Meeting)
スプリント開始前に行われる計画会議。スプリント目標やタスクを決定します。
12. バーンダウンチャート (Burndown Chart)
スプリントの進捗を可視化するグラフ。残作業量と時間経過を示します。
13. ベロシティ (Velocity)
チームが1スプリントで完了した作業量を示す指標。次回のスプリント計画に活用されます。
14. ストーリーポイント (Story Points)
タスクの規模や複雑さを数値で表す単位。通常、フィボナッチ数列などを用いて見積もります。
15. プランニングポーカー (Planning Poker)
タスクの見積もりに使用される手法。チームメンバーが数値カードを使って意見を出し合い、合意形成を図ります。
16. エピック (Epic)
複数のユーザーストーリーで構成される大規模な要件や機能。
17. ユーザーストーリー (User Story)
ユーザー視点で書かれた要件。「誰が、何を、なぜ必要としているか」を簡潔に表現します。
18. プロダクトゴール (Product Goal)
プロダクトの長期的な目標や方向性。
19. リファインメント (Refinement)
プロダクトバックログを整理し、次のスプリントに備える作業。
20. スプリントレビュー (Sprint Review)
スプリントの成果を共有し、ステークホルダーからフィードバックを得る会議。
21. スクラムボード (Scrum Board)
タスクの進捗を視覚化するボード。状態を「To Do」「In Progress」「Done」に分けて管理します。
22. タスクボード (Task Board)
タスクの進行状況を管理するためのツール。
23. チームキャパシティ (Team Capacity)
スプリント中にチームが処理可能な作業量。
24. タイムボックス (Timebox)
決められた時間内でタスクを完了させる枠組み。
25. プロダクトビジョン (Product Vision)
プロダクトの全体的な目標や長期的な計画。
26. スプリントゴール (Sprint Goal)
スプリント期間中に達成すべき目標。スプリントを通じてチームがフォーカスする内容を定めます。
27. クロスファンクショナルチーム (Cross-Functional Team)
多様なスキルを持つメンバーで構成され、チーム内で自己完結的に作業を進めます。
28. ステークホルダー (Stakeholder)
プロダクトに関心を持つ利害関係者。スプリントレビューなどに参加します。
29. フィボナッチ数列 (Fibonacci Sequence)
ストーリーポイントの見積もりでよく使われる数列(例: 1, 2, 3, 5, 8, 13)。
30. アジャイルマニフェスト (Agile Manifesto)
アジャイル開発の基本理念を記した文書。「個人と対話」「動くソフトウェア」「顧客との協調」「変化への対応」を重視します。
スクラム用語を使いこなそう
これらの基本用語を理解することで、スクラム開発の全体像が掴みやすくなります。また、スクラムは単なる手法ではなく、チームの文化や思考を変えるフレームワークでもあります。学んだ知識を実践に活かし、チームのパフォーマンス向上を目指しましょう。
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