#018 足るを知る人
先日、ぽっかり時間が空き、ちょうどタイミングよく観れる映画を探して、久しぶりに映画を観に行きました。
観た映画は「ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ」
2012年の国際会議でのスピーチが話題になった第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカさん。
その当時はニュースや記事に取り上げられ、私もとても感銘を受けた記憶があります。
どの言葉をとっても、今や名言ばかりです。
過去のスピーチをご覧になりたい方はコチラ
→ https://www.youtube.com/watch?v=mc-iIZp5SI8
日常の忙しさで「心を亡くすこと」
環境危機問題をテーマとしている会議の中で、本質は消費社会における政治的問題だとお話しされていました。
確かに私たちは洋服やモノを買っては捨てていく消費社会の中心にいます。
世の中の流行に流され、
あれも欲しい!
あそこに行きたい!
と欲求に溢れています。
お気に入りの服を買っても、
1年後に着ようと思った服は、
何だかしな垂れ質が悪く見えて着なくなったり・・・。
2012年といえば、ちょうどファストファッションが出てきた頃だったような・・・
そのようなファストファッションという流行の中で、聞いたムヒカ大統領のスピーチには、自分自身考えさせられることが多かったです。
とはいえ、当時はまだ会社員でとても多忙の毎日。
忙しくて、考えさせられたことなんて、数日後には忘れて様々消費していくんですよね。
忙しいとは、「心を亡くす」と書くように、
結局はムヒカさんの言葉にあるように
「人は物を買う時は、お金で買っていないのです。そのお金を貯めるための人生の裂いた時間で買っているのですよ」
まさしくそんな状態でした。
自分にとって本当に大切なこと・ものは何か
それから2020年の今、ファストファッションであるH&MはSDGsを意識した活動をはじめています。
そのような環境変容がある中で、フラッと立ち寄った映画で、改めて当時のスピーチで訴えていたことが、世の中が変わりつつあるように感じています。
また、今回のコロナ禍において、消費社会も変化し、何が大事なのか改めて問われている、そう感じています。
✔今までどれだけムダなモノや関係と関わっていたのか
✔身近な人、家族との関わりの大切さ
✔自分の人生という有限な時間の中で、誰に会い、どのような時間を過ごすのか
映画を観た中で、ムヒカさんは、
「転んでも転んでも立ち上がる」
ことを話されていました。
何だかこのコロナ禍にいる私たちにタイムリーな言葉ですね。
ムヒカさんを「世界でいちばん貧しい大統領」だと言われていますが、私は貧しさという表現には違和感を持ちます。
貧しいのではなく、「足るを知る」人であり
物の豊かさを追求するのではなく、心の豊かさを追求していたのではないでしょうか。
そんなムヒカさんは先日、政界からの引退を表明されました。
とても世界にインパクトを与えた方ですね。
足るを知ることで心が豊かになる
私は映画を観た後、スピーチされた内容が描かれた絵本を購入しました。
政界引退で表立った活動はしなくとも、絵本を通じて世代に受け継がれていく想い・言葉があります。
欲求、欲望、便利さを追求するのではなく、等身大の自分自身の中で、足るを知ること
足るを知ると、変に気負いしていたことから脱皮できます。
無理をしない、自然体で動けるようになり、ストレスも抱えにくくなります。
私自身、自分の中で足るを知ることができるようになったのは、この数年です。
今の仕事に出会い
SDGsを意識するようになって
改めてムヒカさんの言葉一つひとつの重さを感じ、理解も進みます。
現在のあなたはいかがですか?
欲求という妖怪に取りつかれ、
いつも焦り、
背伸びをし過ぎてしまったり、
周りの目線を気にしていませんか?
自分自身の中で足るを知ることができるようになれば、気持ちも豊かになっていきますよ。
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