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好きなことを究める方法

あなたは、好きなことを究めていますか?

人にはそれぞれ好き嫌いがあるかと思いますが、そういう好きなことを把握するという機会もなかなか少ないのではないでしょうか。

ましてや、自分の好きなことを究めることまでやっている人となると、そう多くないのかもしれません。

しかし、好きなことを究めることはとても楽しいことなのです。

筆者の意見としては、好きなことを究めることほど幸せなことはないと思っています。

今回は、そんな好きなことを究めることにおける考え方についてお送りいたします。

●自分の過去や現在を掘り下げる


自分の好きなことを究めるには、まず自分自身の過去や現在を掘り下げることが大切です。

自分が好きになっているものには、意外と小さなことがきっかけで好きになっていることが多いです。

しかし、そのきっかけは人それぞれで多様に存在します。

たとえば、あなたが音楽が好きだったとします。

そのきっかけは、小さい頃に聞いたCDの一曲からかもしれませんし、幼稚園などの音楽会からなのかもしれません。

このように、好きなものはどんなに小さくて、大ざっぱでも構いませんし、ほかの人と同じような好みでも構いません。

ただ、自分の過去と現在を振り返ったうえで、なぜそういうものが好きなのかを深く把握するといいでしょう。

そうすることによって、同じ「好き」であっても、あなたの独特の立ち位置が確認できます。

音楽の例でいえば、演奏者になるか鑑賞者になるかで究め方が違うようなものです。

好きなものを究めるにあたっては、自分の過去や現在を掘り下げて、あなたの個性に見合った立ち位置を前もって確認しておきましょう。

●つらい思いや苦痛がともなうことを覚悟する


好きなことを究めていくと、それまで感じられなかった飽きや倦怠感を覚えることがあります。

そういう感覚に出会うことは、もはや好きなことを究める人にとっては登竜門のようなものだといっていいでしょう。

時には、好きなものなのに辛さや苦痛がともなうことも多々あります。
それゆえに、自分の好きなことがキライになることだって有り得るでしょう。

好きなことを究める場合には、その好きなことによってつらい思いをしたり、苦痛が生じたりすることを前もって覚悟しておくといいでしょう。

そういう覚悟を持っていてさえいれば、苦痛を「苦痛」と思わなくなっていって、逆にそれが一つの楽しみとして受け止めることができるようになるのです。

●奥深さや醍醐味を知ること


好きなことを究めていくと、先に挙げた苦痛や苦難が生じることもありますが、それと同時に奥深さや醍醐味を知ることができます。

たとえば、演劇の場合で考えてみましょう。

演劇は、普段観客席からでしか見ていない人からすると、役者たちの本当の苦労がわかりません。

しかし、その役者の演技の難しさが、自分が役者になってみることによってはじめてわかるようになるということが結構あります。

そういう例のように、演劇に限らず、ただ傍観するのではなく、自分で実践をしていくことによって、その奥深さや醍醐味を知ることができることが多いのです。

自分の好きなことを究めるにあたっては、その世界の裏側を見てみたいという好奇心でもって取り組むといいでしょう。

どんなものを取り組むにあたっても、世界は深く広いものです。

そういう深さや広さを知るようになれば、あなたの好きなものはもっと好きになるに違いありません。

●あとがき


いかがでしたでしょうか。

今回は好きなものを究めるにあたっての心構えのようなものをお送りいたしましたが、何か参考になったことはあったでしょうか?

このコラムをきっかけにして、あなたの好きなことを少しでも究められたら、筆者としてこれほど嬉しいことはありません。

それでは、今回のコラムはここまでとさせていただきます。

どうもありがとうございました!

おもに僕が代表を務めている小劇団の活動費として再投資させていただきます。 よろしくお願いします!