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コロナ禍を生き延びるために必要なことは何か?

それは、「自分を守るのは自分しかいない」という意識を持つことだと本書は説いています。

そのためには、守るべき自分のことを、また、日本人として生きていくのであれば、自国のことをもっと知るべきであると、本書の共著者、池間哲郎氏は語ります。

現代の日本人が持つ史観は、GHQによって作られたものであることは、様々な文献やメディアを見れば自明なことです。学校で学ぶ歴史ではなく、本当の日本史やもっと言えば、神話について知ることが大事であると本書では紹介されています。

そうすることで、日本人としてのアイデンティティをしっかり保ち、行動することができるとも説かれています。

日本人として、日本のことについて「知らないことが多過ぎる」。私自身もそう思います。首都圏の上空域は日本のモノではないということを、本書を読んで初めて知ったくらいですからね…

原邦雄氏の前著である、ケント・ギルバード氏との共著でも、同様のことが主題として掲げられていました。

著者の原邦雄氏は、海外で活動することも多く、日本という国の在り方を外側から見ていて、国としての将来に危うさを感じるので、警鐘を鳴らすために、立て続けに同じテーマの著書を出版されたのではないかと推察します。

問題解決のためのノウハウや、答えが載っている書籍が多い中、「在り方」について書かれている骨太な本を、コロナ禍真っ只中のこの時期に読むことは意義あることだと私は思います。

「生きる力」を取り客せ 
著: 原邦雄氏・池間哲郎氏
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