テレワーク 初めの第1歩(心がまえ)
毎日顔を合わせていても、部下をマネジメントするのに手を焼いているという上司、経営者は多いかと思います。
それが、テレワークに切り替わってからは、顔を合わせるのは、スマホやパソコンのモニターの中だけ。しかも、1日、数回しか話をすることがなくなったわけです。当然ですが、部下の働いている姿を見ることはできません。
そうすると、仕事をやらずにサボっているのではないか?と心配になることもあるでしょう。ただ、実際は上司の目を盗んでサボってやろうというような人は稀にしかいません。
マネジメントで必要なのは、勝手な想像や思い込みではなく、事実を正確に捉えることです。そのためには、彼、彼女たちのマイナス面だけはなく、プラス面にも焦点を当てることが大事です。
具体的には、彼、彼女たちの行動や言動を思い返し、『成果を上げたこと』『協力的だったこと』『頑張っているなと思えたこと』『成長したなと思えたこと』など、部下のことをポジティブに捉えることができる項目を10個以上、できるだけ多くリストアップすることをお薦めします。
部下の良い面について考えていくと、バイアスが掛かっていない、彼、彼女たちの本来の姿が見えてきます。
そうすると「頑張ってくれているな」「真面目に取組んでくれているのでありがたい」という具合に、感謝の気持ちが持てるようになれます。そんな風に部下を捉えることができれば、疑う気持は消えていきます。
こちらが、そのような心情でいることは、部下にも伝わるので、職場内での上下の人間関係が良くなります。
会わないで部下をマネジメントする心がまえとしては、部下のことを疑うのではなく、信じることです。 上司、経営者が性善説の立場でいることはとても大切です。
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