その生き方はまるで②‐これから出会い、かかわっていくであろう人
この数年、自分自身の生き方の方向性を決めるとき、「夢」は非常に重要なものになっている。
それは、「夢」を大切に扱うネイティブアメリカン居留区での20数年におよぶ経験がそうさせている。気づけば人生の半分以上を居留区との親交が占めるようになり、そこから「何を軸にしてどう生きるのか」を深く学んできた。とりわけこの10年ほどは旅の中で相当深い体験にコミットし、そこから多くのことを学んでいる。ここ数年は人生の様々な局面や岐路、法人の方向性なども「夢」や「問いかけ」など非日常から得られるものから決めることが多く、そうして、「非日常」で得たものを「日常」(地に足の着いた現実)へとつなぎ具現化している。
今年の旅のまえに、ある「夢」を見た。「この10月24日、27日がAnniversary(重要な日)で、そこが岐路となって、一つのことが区切りを迎えて新たなことが始まっていく。」そんな夢だった。
そのことから旅の中でその日に合わせ「人が自らの生き方を深く見つめていく場」を新たに創っていくことを決め帰国した。
先日、その前段となる今年の旅の報告会を開催した。その場は毎年、クローズドな場としていて、人を増やすことが目的ではないため、あえて限られた人にしか声をかけなかった。ただ、全国から大学の研究者、NPO・ソーシャルセクター関係、地域関係、環境教育関係、保育・教育関係、心理学関係などなどさまざまな分野の方々が参加してくださる場になった。
そこに集まってくださった方々をみて、旅を通した変化がひとつ具現化された感覚と、おそらくこれからの道で出会い、かかわっていくであろう人たちを示唆するものでもあった。つまり、これからこれまでつながってきた人たちと同時に全国で分野を超えたさまざまな人たちと関わっていくであろうことが見えてきた。
そして、多くの人たちにとって、人生の中で自らの生き方を深く見つめていくことが必要で、そうした場がきっと必要なんだということ、だからこそ、そうした場を開いていこうと決めさせてくれるものでもあった。
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